館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

なんて日だ!

こんにちは。

 

きょうはまったくうまくいかない。

刈谷市IG様邸向けの「バラとユリ」のステンドグラスを作っているのだが、きょうは失敗続きだ。

ガラスがあらぬ方向に割れたり欠けたりと、思うように切れてくれない。おかげでバケツは失敗の屑ガラスで一杯だ。

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オプティマムというメーカーのガラスで、派手さは無いもののテクスチャー(表状)が面白く、キラキラしているガラスが多い。このメーカーは廃業したらしいので、あるのは在庫のみだ。

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テクスチャーは面白いのだが、ご覧の通り断面はデコボコ。

カットは平らな方の面で行うが、素性の良くない個体に当たるとガラスカッターで線を入れている最中に割れてしまうこともある、厄介なガラスだ。

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しかも切り口はバリだらけになる。バリはカミソリのように鋭く、うっかり触ると切り傷を負う危険なガラスだ。

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それでも海のイメージにピッタリなので涙をこらえながら切り続けている。

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何やかや、愚痴を言いつつもあと少しで切り終わる。

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明日はヤカゲニー社のガラスを切る。これも切りにくいガラスなのだ。

ステンドグラスは往々にして高級なガラスほど切りにくい。

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ガラスカットにてこずった日はたいてい腰痛になる。

明日の朝は腰痛だ。