館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームの塗装剥がし

こんにちは。

 

クォーターフレームの上部は前回の下半分の交換時には手が入らず、十分な錆落としと防錆塗装ができなかった。

今回はクォーターパネルの全てを交換するのでクォーターフレームがすべてむき出しになり、この際徹底的な錆落としと防錆塗装をする。

そのために前回の塗装を剥がす。

前回塗った制震塗料(黒)は、主成分が恐らくブチルゴム。

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ディスクサンダーのワイヤーブラシで削るが、ゴムが熱で融けて下地に練りついて剥がれない。やっと剥がれた下地には錆が残っている。これでは万全な防錆は期待できない。

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ワイヤーサンダーでは埒が明かないのでホルツのペイントリムーバーを使う。

以前、うちのマスタングを見に来てくれた所沢のレストアラーが塗装に悪影響を及ぼす恐れがあるのでペイントリムーバーは絶対に使わないと言っていたが、僕は塗装剥がし後にサンドブラストをかけるので鉄板表面に残った薬剤は飛んでしまうはずだ。

 

ホイールハウスにペイントリムーバーをハケ塗りする。

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10~20分経つとご覧のように制震塗料およびPOR-15が膨れてくる。

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浮いた塗料をスクレーパーで剥がしていく。きれいに剥がれると気持ちいい。

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剥がれた塗装。グレーの部分は前回塗ったアルミパテだ。

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アルミパテペイントリムーバーに侵されにくい。

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今回はバッチリ丁寧に作業する。