館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

センターダッシュパネルの修正2

こんにちは。

 

いろいろ考えたが、ねじボスを作り直すなど至難の業なので、仕方なくゲージクラスターケースの穴を修正することにした。

このほうが容易にできる。

 

オリジナルのパネルはたいてい劣化してひびが入ったり割れたりしている。こうならないようにパネルのボスを補強しておこう。

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きれいなレプロが傷ついたり汚れないようマスキングテープで養生する。

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ねじのボス部分のメッキをはがす。この作業が案外てこずる。

ミニルーターの研磨パッドで磨くが、なかなからちが明かない。

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かといってカッターの刃の背中でそぎ落とすもきれいにはいかない。

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仕方なくいろいろ工具を替えながらメッキを削っていく。

ボスの根元は研磨ディスクで削り落とす。

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レプロのボスは5ミリほどショートなのでありあわせの塩ビパイプを切って使う。

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片面は面取りをして溶接でいうところの開先をする。接着力を高めるためだ。

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ボスのねじ穴にガイドとなる新厨房を差し込み、スペーサーをかぶせる。

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できるだけスペーサーが軸と同心になるよう置く。

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ここで使うのがプラリペアのクリア。

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まずはプラリペアを使ってボスとスペーサーを固定する。

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次にスペーサーと真鍮棒の隙間にプラリペアの粉末を充てんする。

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パウダーに専用リキッドを垂らしてパウダーを硬化される。忘れてはならないのが真鍮棒にはあらかじめ離型剤を塗っておくことだ。これをしないとプラリペアの硬化後真鍮棒が抜けなくなる。

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真鍮棒を抜いた後の穴はタッピンねじとかみ合うようになる。