こんにちは。
雨にも負けず風にも負けず・・、と言えば宮沢賢治ですが、特に読書家というわけでもない僕は宮沢賢治といえばそれくらいしか知りませんでした。
今日読み始めた「銀河鉄道の夜」。
天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな水精のお宮です。
で始まる物語。
ところが全くイメージとして浮かんでこない。
「ある朝お日様が厳かにお身体をゆすぶって、・・」
なんじゃそれ。
カミさんが本を読んで眉をひそめている僕を見て、「「銀河鉄道の夜」は童話だよ。小説じゃないよ。」と笑った。
カミさんは結婚前は幼稚園の教諭だったので童話も結構読んだらしい。
そうか。大人の常識で読むから難しいんだ。子供に読み聞かせするように心を真っ白にして読むんだ。
そう思えたら何となくスラスラ読めるように。
僕ら大人は今までの経験や常識にとらわれていて自由な発想が出てこなくなっているんだ。
ガラスアートの作家としてちょっと目からうろこの気分だ。
ちなみに今のところこの「童話」に汽車は出てこない。