こんにちは。
前回の庭木の消毒でエンジンポンプの回転が突然不安定になり、まだガソリンがあるのにも関わらず止まってしまった原因は、タンクからストレーナー、キャブレターに至る燃料経路のどこかに異物が詰まってガソリンの供給が滞ってしまったためではないか。
考えられるもっとも有力な原因はガソリンタンク内の錆だろう。
ストレーナーのフロートカップの中にまで溜まった錆が何よりの証拠だ。加えてタンク内を指でこするとざらざらしていて大きな錆の粒が指先に付いてきたのだ。浮き錆だらけだ。
今回、急きょPOR15のタンクリペアキットを取り寄せタンクを洗浄することに。
初めに使うのはクリーナーデグリーサー。デグリーサーという名前から見るとグリース、つまり油分を除去する薬品であろう。これを60~80℃のお湯で2倍に割ってタンクに投入。薬剤と一緒に六角ナットを5~6個投入し、時々タンクを振りながら24時間反応させる。
僕は反応が進むように60℃に保つことのできるストアラーという保温器の中にタンクを入れて丸一日待った。
24時間たったところで薬剤を捨てる。中からは錆色の液体が出てきた。
お湯を入れては激しく振って濯ぐ。中からは錆粉がまだまだ出てくる。20回くらいはすすいだだろうか。錆粉は排水管に滞積するので僕はティッシュペーパーで拭き取った。
内部は浮き錆が取れて綺麗な鉄板面が現れ始めている。
次はメタルプレップ(メタルレディー)処理だ。