館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

トイレ de アート フュージング絵画3

こんにちは。

背景の空のガラス板が焼き上がった。 うん、やり直して良かった。このくらい大気光のブルーがはっきりしていた方が絵画的には良い。実際にはこの写真よりも若干薄くてグッドなのだ。

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ここで、デザインを変更したくなった。 ラクダを人が引くより、ラクダに乗っていた方が旅をしている感じがする。

さらに、ピラミッドに背を向けるよりピラミッドに向かう方が構図的に安定するような・・。ピラミッドを二回り小さくして、より遠くに見せる。こうすることでピラミッドに向かっていない印象になる。つまり遠い旅だ。

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さて、絵の色を決めよう。4色ばかり候補を決めたが迷っている。 カミさんがテストピースを焼いてみれば?と言う。 ごもっとも。

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左は黒の上にフレンチバニラというアイボリーのような色。

真ん中はグレーっぽいがアイボリーだ。上は厚い、下は薄いガラス。右の上はライトピーチクリームという肌色のような色。下はシナバーという茶っぽい色。

砂漠はフレンチバニラ、ラクダとピラミッドはアイボリーにしよう。 あまり強い色でなくてどちらかというとモノトーンに近い方が月夜らしいと思うからだ。

それに色がない方が叙情詩っぽくないかい?

 

まず、ラクダと人物を作る。 カットなどとても無理だ。ここでは時間はかかるがサンドブラストで削り抜いてみる。

ガラスの表面にレジストを貼る。厚手のビニルシートだ。それをデザインに沿って切る。

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サンドブラストで慎重に削り取る。当て方が強すぎると脚や首など、細いところが折れてしまう。

綺麗に切り抜けたので背景ガラスに乗せてみる。

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いいんじゃな~い。♪♪