館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

TIG溶接 アルミパーテーションを作る

こんにちは。

うちのアパートには何棟かあるが、小型犬あるいは猫一匹に限り飼うことができるペット可のアパートがある。

その中の一軒に日本テリアとみられる犬、A君を飼っている人がいて、とてもいいご家族なのでなかなか苦情が言いにくいのだが、この犬がやたらと吠えるのだ。一日中キャンキャンと鳴き続ける。

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この部屋の両脇は現在空き部屋だが、今回どちらも入居が決まった。そのうちの一軒が犬を飼いたいという。

それ自体は問題ないのだが、問題はお隣のAが新しい入居者の犬に刺激されて余計に吠えたりしないか心配なのだ。

 

他にも何軒か犬を飼っている部屋はあるのだが、鳴くのはAだけだ。

 

そこでカミさんが、お隣とのベランダの間に目隠しのパーテーションを作ってくれない?と僕に頼むのだ。

材料は 3X30X30 のアルミアングル、きょう材料が到着した。

 

きょうは午前のステンド教室の後、パーテーションの設計をした。170センチの人間の背丈くらいの高さだ。

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アルミアングルをカットして骨組みを作る。 せっかく溶接機を買ったので腕を上げるためにも溶接で組み立てていく。

大きい物を作るとき、いつも困るのが作業台だ。直角を出すためにランバーコア材を鉄製作業台の上に置いてこれを直角の型に使う。

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僕が今まで感じたことだが、アルミは溶け込みが浅いため、溶接部の開先をした方がいいみたいだ。つまり合わせ部がV字型になるように削るのだ。今回は90アンペアで溶接する。

 

溶接部の近くは木を切り取っておかないと溶接の熱で燃えてしまう。

TIG溶接は比較的安全だが、炭酸ガス溶接は火花が飛ぶので火事にならないよう注意が必要だ。 溶接に夢中になっていて気が付いたら床に敷いた紙に火がついてメラメラ燃えていた、なんてこと何回か経験した。火事の一歩前だった。溶接の周りに燃えやすい物を置いてはいけない。

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いざ、溶接! 慣れてくるまでやっぱりTIG溶接は難しい。

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お世辞にも上手とは言えないけど、なんとか溶接できた。^ ^

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もう一方の溶接部。寸法を間違えてカットしたために3ミリの隙間ができてしまった。

このままでは溶接できない。

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だが、何とかなる。奥の手があるのだ。3ミリのスキ間に溶接用のアルミ加溶棒を4本ばかり詰める。これを溶接していくのだ。

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よしっ、溶け落ちることなく溶接できた!

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期待していたほど裏側まで溶け込んでいないため、裏からも溶接肉盛りする。

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夜は遅くまでサンダー作業すると近所迷惑になるので、後は明日にする。

明日は骨組み出来るかな?