館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 程度が良いの??

こんにちは。

マスタングが家に来てから、なるべく早く全塗装をしようと考えてはいたが、やっぱりそこは大好きな車。つや出し磨きをかけたり、インテリアも洗剤でクリーニングするなどして楽しんでいた。

外観、エンジンルーム、室内、トランクなど、隅々までクリーニングしていくと神戸の試乗では気づかなかった不具合が幾つも見えてくる。サイトには「程度がよい」とあったのに。

 

仲介人「エ〇〇〇の杜」のTさんが試乗の前に「モディファイ途中だと思ってください。」と言っていたのを「どういう事だろう」と思ったのだが、今その真意が見えてきた。

プラスチックパーツはいたるところに割れがあり、部品の欠落もあちこちにある。

 

ボデーの錆も思ったより多そうだ。ぶつけたりこすったりしたところも何カ所かある。

フロントバンパーもオリジナルはウレタンだったと思うがぶつけて潰してしまったのだろう、クロムバンパーに替えられている。

 

これらのことから僕は仲介のTさんに後日電話で小言を言ったことがある。Tさんは、

「我々の仕事 (仲介業) は出品者があって成り立っているところがありまして、出品者に都合の悪いことを書くと出品者がいなくなっちゃうんですよ。だからどうしても出品者をひいき目に書いてしまいます。分かってくださいよ。」

 

分からなくもないが、ちょっとしこりは残る。

 

かわいそうなのはこの車だ。細かく見ていくと歴代オーナーにあまり大事にされてこなかったようだ。ぼこぼこのサビサビの破損だらけ。

きっとこのクルマ、僕の所へ来たくて来たんだ・・・、と思った。

 

待ってろよ。今にピカピカの日本一いかしたクルマにしてやっからな。

 

これは折りたたみ式後部座席の固定部。ノブは紛失、プラスチックパネルも割れている。

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友人のオリジナルはこうなっている。クロムメッキ製のノブがある。

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本来なら矢印の先に”ウインドレース”というスポンジの入ったひものような部品がある。

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友人のオリジナル。このひものようなクッションで風切り音が室内にはいるのを防ぐのだろう。

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フロントガラスの傷。おそらく全塗装のために旧塗装を剥がすとき、ワイヤーブラシでガラスも擦ってしまったのだろう。 ド素人のような仕事だ。

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サイドウインドウのガラスに無数のクレーター傷が。おそらく何の養生もせずに近くで溶接を行ったのだろう。スパッター(溶接の火の粉)が飛んでガラスに食い込んだのだ。

セリウムで磨くが、磨けど磨けどいっこうに穴は無くならない。もぅ、ガラス交換しかないな。

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次回は室内のフロアカーペットを剥がしてみよう。 ここを見るとそのクルマの本当の程度が分かるだろう。