館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

プロジェクターのテスト映写

こんにちは。

 

きょうは東京からプロジェクションマッピングの業者さんがやってきて3階のジオラマ展示室で実際の投影を行った。

テストの目的はスクリーンの壁紙の選定とレーザープロジェクターの機種選定のためだ。

 

やってきたのは若い女性二人。一人は技術者、もう一人はなんと社長さんだ。

その若さにびっくりした。でも知識は豊富で感心するばかりだ。

 

彼女らによればプロジェクターは明るければいいというものでもないらしい。

それを今日の実験ではっきり示して見せた。

また、スクリーンも真っ白でないほうがいいこともあるという。

 

テストはクロスをはがしただけの荒れた壁にスクリーン用の壁紙を7種類張り、その中でどれが一番美しく、メリハリのある映像になるかを判定した。

立ち会ったのは内装屋さん含め5人。スクリーンの色はやはり白ではなかった。

 

プロジェクターも廉価版のものとやや高価なものと2種類試す。

 

高価なものの方が明るく解像度も4K並みと高精細。テストにビデオ映像も映して見せた。

文句なく高価な方に決まった。まるで映画だ。

 

プロジェクターは台数が多くなればなるほどその反射光で周りが明るくなってしまい、星空のシーンなどは白っぽくなってしまって具合が悪い。

室内使用のプロジェクションマッピングはこのあたりが難しく、プロの腕の見せ所なのだ。

プロジェクションマッピングなんて映画と一緒じゃん、と思っていたのだが、全然違った。

映写機を複数台使い、一つの映像を表現するのでとても高度な技術を要する奥の深いものだった。

 

明るいレーザープロジェクターを使うなら何も何百万円もする100インチ級の液晶や有機ELテレビを買うよりもプロジェクター1台を買った方がより安価でもっと大画面で楽しめる。

テレビでなくたっていいかなという気になった。