館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右フレームネクター取り付け

こんにちは。

山海館さんの仕事が忙しくてレストアの記事がやっとかめになってしまった。

 

鉄工所の友人に修正してもらったサブフレームコネクター、リヤフレームに合わせても先端がちゃんとフロントフレームのフロアサポート内に入るようになった。

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リヤ側も・・

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この通り、リヤフレームにぴったり沿っている。

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まずはクランプで仮固定。

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いよいよ溶接だ。フロアサポートの凹とフレームコネクターの角パイプをしっかり溶接する。

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初めての溶接なので、溶接機を買ってから2週間くらいは毎日鉄板の端材を使って溶接練習を行った。だから見ての通り、溶接のプロから見ればヘタクソだろう。

 

これは後々経験して知ったのだが、半自動溶接は溶接肉盛りはしっかりしているように見えても、実際にはお互いが溶け合っていないことがある。

そんな溶接はハンマーで叩くと、容易に離れてしまうことがあるからよくよく注意が必要だ。僕は推奨電流よりも強めの電流で溶接するようにしている。だから溶けて穴が明かないよう注意が必要だ。

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溶接がちゃんと出来ているか知る一つの目安に、溶接の裏側を見る方法がある。

裏側の鉄板が焼けていれば一応溶接されているといえる。

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溶接部分には錆止めを塗っておく。

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リヤフレームとの溶接部。隙間が大きいところを溶接するので下の方から少しずつ溶接肉盛りを盛っていった。だからちょっと見苦しい。(笑)

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反対側の溶接部。これだけしっかり溶接しときゃ、まさか取れないだろう。

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幸いフレームコネクターはオリジナルの補強だから、万一溶接が不十分でも何ら実用に差し支えないのがいい。安全上のリスクは犯してはならないからね。

 

次はフロアパンの取り付け工程に入る。