館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右クォーターポストの修復4

こんにちは。

 

パッチが出来たのでクォーターポストの下部に取り付ける。

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取付けは板金用のクランプと自作の蝶ボルトファスナーだ。蝶ボルトファスナーとはM5の蝶ボルトのネジ部分を薄く1~1.5mm幅に削ったもので、1ミリから1.5ミリの隙間の鉄板を固定できるというものだ。

クランプが入らないような遠い所や狭い所をクランプするのに都合がよい。

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それではこの状態から溶接をしていく。

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僕はまだまだ溶接は不慣れなので裏側までしっかり溶け込んでいないことがある。 そのためトーチの入る場所なら裏側からも溶接することにしている。

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これなら完璧だ。

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サンダーで仕上げる。どうしても溶接痕(アンダーカット)を無くすことができない。匠ならきっと完全にアンダーカットなしにできるのだろうけど。

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裏側も裏板が来るため肉盛りを平たんに削っておく。

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オリジナルにできた錆によるクレーターも肉盛りで補修しておく。

肉が薄くなっているのでうっかり溶接するとすぐに穴が明いてしまう。

 

慎重に、慎重に。