館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 ドアの取り外し取付け台3

こんにちは。

 

取り外してみると、一見綺麗に見えたドアもあちこち補修してあることが分かった。

まず、ドアの下部。黒く塗られているのでボデーに取り付いた状態では分からなかったが、台に寝かせてみると前から後ろにかけてリベットが打たれているのが分かる。

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ドアの下はウインドガラスの隙間から侵入した雨水が溜まりやすく、排水口はあるものの錆びやすい場所ではある。

裏から見るとリベットの頭がびっしり連なる。

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これは錆びて穴の明いたドアの下部に上から鉄板を当ててリベットで固定し、シーラーを塗って塗装したのだ。つまり、そこは鉄板が二重になっている。見た目にもちょっと厚くなっているのが分かる。

 

僕はこういう補修のやり方は嫌いだ。二重になった鉄板の合わせ目は当然錆がどんどん進行し、いずれ穴が明く。何より根本治療をしないで見た目だけつくろえばいいという考えがイヤだ。

ドアシェルの内部にもあちこち錆が来ているので、ここは新品のレプロドアを購入してみる。

 

位置の調整は取付け台のお陰で楽々だ。

レプロのドアはDynacorn製だけあって非常に良く出来ているが完ぺきではないようだ。

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ラインがオリジナルと微妙に違う。ドアジャムもご覧の通りちょっと不揃いだ。まぁ、このあたりはオリジナルだっていい加減だったのだからこんなものだろう。パテ盛りか叩いて調整することになる。

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ドアをオリジナルと同じ位置に調整すると、ヒンジのボルト穴が合わないぞ。 穴を削って広げるしかない。こんなことにはもう、慣れた。

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あとはフェンダーを取り付けてみて、全体のマッチングを見るつもりだ。

この時にあまりに合わないようだったら錆びたオリジナルを修復して使うこともアリエール。

その場合、新品のレプロは無駄になるが。

 

こんなことはしょっちゅうだね。(笑)