館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右フロントピラー下部補修1

こんにちは。

 

右フロントピラー最下部(ドア開口部の前の下)に塗装の剥がれと怪しげなあぶくが見える。(赤矢印の部分)

f:id:mikawakougei:20170114015758j:plain

 

塗装をワイヤーサンダーで剥がしてみると…、案の定、クレーターだらけ。(写真中央右寄り)

f:id:mikawakougei:20170114015929j:plain

 

穴も開いているし、クレーターの肉厚なんて、たぶん0.1~0.3mmくらいで破れる寸前だろう。

今回はここを修復しよう。

f:id:mikawakougei:20170114020129j:plain

 

カーブの型を取り、カーブに削ったH鋼を当て金にして鉄板を叩いて曲げる。曲げ幅が小さければ切れ込みを入れて溶接するよりきれいに曲がる。

f:id:mikawakougei:20170114020652j:plain

 

パッチを2枚作る。一枚はパイプを使って緩やかに曲げた鉄板と、今、叩いて曲げた鉄板だ。白いのは僕の親指。押さえているのだ。

f:id:mikawakougei:20170114020808j:plain

 

オリジナルに当てて角度を取りながら仮溶接。こういうものは予定より大きめに作っておく。

f:id:mikawakougei:20170114021111j:plain

 

全体をシーム溶接。

f:id:mikawakougei:20170114021240j:plain

 

オリジナルの痛んだ部分をカットする。ミニルーターが砥石が薄くて便利だ。

f:id:mikawakougei:20170114021539j:plain

 

ベルトサンダーでスポット溶接部分を削る。切り取ったものを再利用するのでなければベルトサンダーがお勧めだ。スポットカッターは相手側にセンター穴が残るからね。

f:id:mikawakougei:20170114021643j:plain

 

痛んだ部分を剥がす。裏側は錆だらけだ。

f:id:mikawakougei:20170114021938j:plain

 

続きは次回に。