館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

隣りの田んぼ 田打ち

こんにちは。

 

工房で作業をしていると東の田んぼの方からドドドド・・と低い地響きがしてきた。

今年初めての田仕事が始まったようだ。トラクターが田んぼのデコボコを均していると同時にわら屑を粉砕していく。わらが肥料になるからだ。

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土が掘り起こされるとその後にカラスやハクセキレイがやってくる。出てきたミミズや小さな昆虫を食べにくるのだ。スズメは昔より少なくなったようだ。

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これから梅雨時の田植えに始まり、秋に向かって日に日に大きくなっていく稲の成長を見るのは楽しいものだ。

 

この一帯を区画整理して住宅街にしようという意見があるようだが僕は反対だ。

そういう人たちは田んぼの重要性を分かっていない。

 

田んぼは豪雨の時、一時的に大量の雨水を溜め、洪水被害を防いでくれる。また、田渡の風は夏の猛暑を和らげ、過ごしやすい風にしてくれるものだ。

それにいろいろな野鳥が集まり、ともすれば荒涼としがちな人の心を癒してくれる。

 だから田んぼのある風景は僕は大好きだ。

高い税金を払いながらも田んぼを維持してくれているオーナーさんに感謝すべきだと思う。

 

人口がどんどん減っている日本で、これ以上住宅ばかり増やせば空き家も増えていくばかりだ。

いい加減、箱もの行政から目を覚したほうがいい。