館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ランプシェードの修理

こんにちは。

先週のことだけど、ステンドグラスの修理依頼が入った。

ステンドグラスの修理依頼は時々あるんだ。今回はクリスマスツリーの形をしたランプシェードで頂き物だとか。おかげさまで、うちが作って納めた作品で修理の依頼はまだ無い。慎重に作っているからね。(^_^) /

今回の修理品は4段あるうち、一番上の傘が取れてしまったらしい。 見ると、1段目と2段目をつなぐ半田付けの部分がちぎれてしまっている。

写真手前の1番のガラスと2番のガラスも離れてしまった。

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ちぎれた部分のアップ。左奥に見えるのが取れた1段目の傘。

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さらに4段目の傘のガラスにも割れがある。ちょっと分かりづらいかもしれないが、黄色い紙テープを貼った横だ。

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ご存じの方もいらっしゃると思うけど、ガラスには半田付けが出来ない。融けたはんだがくっつかないのだ。そのため、ガラス同士をくっつけるのにガラスの周囲を銅で出来た粘着テープで巻き、その銅テープ(カッパーテープという)を半田でくっつけるというわけ。そのテープがちぎれたら、元には戻らないからテープを剥がして巻き直さなければならないんだ。

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一番下、4段目にもテープのちぎれを発見。まずは分解から始まる。

この続きは後ほど。