館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

禁煙の話 (2)

こんにちは。

引き続き禁煙のお話をします。

僕が禁煙に成功したのは30歳の時だが、それまでにも何度かチャレンジはしていた。

その理由はタバコが体に悪いことを常々感じていたからだ。タバコを吸うと口の中が不味くなる。で、ツバを道に吐く。いつも胃もたれがして、頭もスッキリしない。何となくボーっとしている感じだ。風も引きやすくなる。 歯茎が腫れ、口臭がするようになる。

風邪を引いたときも、どうにも辛くなるまで吸うのを止められない。それでも何とか1日15本くらいまで減らしてはいた・・・。

 

そんな僕に転機が訪れた。 車好きの僕はトヨタから「未体験ゾーン」のキャッチフレーズで華々しくデビューした、最高級パーソナルカー、ソアラーを購入したのだ。

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当時バブル期のまっただ中。300万円超えの高級車が飛ぶように売れた時代。シーマ現象とも呼ばれた。

えぇかっこしいでカッコマン(カッコつけたがる男)だった僕は長期ローンを組み、ムリをしてまで購入したのだ。

その車をディーラーから引き取って帰宅した日のことだ。

いつものようにタバコを吸いながら意気揚々と運転、新車の灰皿を汚したくないので吸い殻は車外へ放り投げた。

帰宅してピッカピッカの車をうっとり眺めていたときのことである。

な、な、なんと、後部座席のカーペットがタバコで焦げているではないか!

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すぐにディーラーにクレームを入れたのだが、納車前に確認しているのでうちではありませんよ、と言われた。

どうやら運転中に窓から投げ捨てたタバコが走行中の風で車内に戻され、後部席に落ちたらしい。

悪いことは出来ないもので、自業自得というやつだ。 後悔先に立たず。

それ以来、車内は禁煙となった。

 

運転中のタバコを我慢するようになると一日の喫煙本数は減ってくる。もともと禁煙願望があったので我慢して1日10本から15本くらいには減らしていた。

ある日、決定的に禁煙する契機が訪れた。

大風邪を引いて2~3日寝込んだことがあったのだ。

 

タバコを吸った経験のある人なら分かると思うのだが、初めてタバコを吸ったときはクラーッとめまいがする。ダウンタウン・ブギウギバンドの歌「スモーキンブギ」で歌われている症状だ。

長時間爆睡した後や、風邪などで寝込んだ後などは、長時間喫煙していないので身体のニコチンがある程度抜けるのだろう、最初の1本を吸うときはめまいを覚えるのだ。

僕はこの感覚が好きではなかったので、我慢できる範囲で吸うのを止めてみようと思ったのが今の禁煙のスタートだった。

 

つづく