館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

たかが小指‥されど

 こんにちは。

 

きょうは朝から矢田校区の防災訓練があった。校区での訓練は2年に一度だ。

我が富山町からは100人ほどが参加、校区全体では400人ほどだったように思う。

 

僕ら役員は一般の参加者よりも一足早く避難場所である矢田小グランドでテントを張ったり仮設トイレを組み立てたりと訓練設備の準備をした。

 

そんな中、僕は小指の爪をもぐ大怪我 (大げさか?) をした。爪の先端1/3ほどがもげてちぎれた。

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原因は浄水機のエンジンポンプだ。手動スターターで、ロープを勢いよく引っ張ってエンジンを回すアレだ。

ところが市の職員が何度引っ張ってもエンジンがかからない。つい一週間前にテストした時はかかったという。

これだからエンジン式はダメなのだ。草刈機や消毒ポンプもたいてい一度ではかからない。いざというときに決まってかからないのだ。

 

見かねた総代のS君が職員に代わって10回ほど引く。が、やっぱりかからない。

それではとばかりに僕が買って出た。 今思えばやめときゃよかったのだ。

何回か引いたとき、小指の先がチカっとしたと思ったら、桜の花びらのようなものが地面に落ちた。

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小指の先を見ると爪の先の方が無い。花びらのようなものは僕の爪だったのだ。

スターターロープの取っ手は少し奥にあり、手前には金属部品が張り出していて、それに爪をひっかけたのだった。

僕に言わせればこんなの設計ミスだ。こういう怪我が無いように作るのが設計者のセンスなのだ。

 

指先に激痛が走る。

人間の指先には沢山の神経が集まっていてとても敏感だ。そこに爪が無くなったことで感覚は100倍くらい鋭くなっていてちょっと何かが触れただけでズキーンとする。

 

小指と言えど想像以上にいろんな動きをしている。他の指と連動して動いているので小指だけを使わずにいるのは実に困難なことだ。

ご飯を食べるとき、トイレでおしりを拭くとき、お風呂に歯磨き、字を書く時も小指を何にも当てないでかばうのはほとんど不可能だ。

傷に絆創膏を巻くが、時折何かに触れてはその痛みに飛び上がる。

 

小指って大事なんだね。

モダンデザインのステンドあんどん

こんにちは。

 

やっとか目のステンド記事です。

きょう第四土曜はステンド教室のある日。夜の部のIGさんがもうすこしであんどんを完成させる。難しい曲線の細かいデザインをよくここまで作り込んだ。

4枚のパネルを四角柱状に組み立て、中を磨いてハンダ部分を黒に染めた。

そこへ電球を置くブラケットをハンダ付けする。ブラケットの上下位置が最適になるようにいろいろ位置を変えて試してみる。

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電球の位置が中央より若干下気味がいいようだ。

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立てて見たところ。まだこの下に四角い足が付く。

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次回には完成するだろう。^ ^

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネル溶接7 ルーフ溶接2

こんにちは。

 

ルーフとルーフリップ部が溶接出来たらいよいよクォーターパネルとの溶接を行う。

ルーフリップ部とクォーターパネルの間にすき間がある時はハンマーで叩いてピッタリ密着させてから溶接する。

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本来ここはフレーム、クォーターパネル、ルーフと、3枚のパネルがスボットで同時に溶接されているのだけれど、MIGでそれをやると溶接不良が出来るといけないのでそれぞれ別々に行う。

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オリジナルと同じ位置に溶接が完了した。

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続いてルーフリップ部の端をクォーターパネルに溶接、止めていく。こうすることで錆による浮き上がりを防ぎ、ひいてはそれが上塗りパテの割れを起こしにくくするというのだ。これは以前、レストアをやっていたという板金塗装屋さんに教えてもらったテクニックだ。

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上のビードがルーフとルーフリップ部との継ぎ目、下のビードがリップ部の端をクォーターパネルに止めた継ぎ目だ。

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ビードを研磨する。

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ビード研磨途中。

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この上に割れに強いと言われるファイバー入りのアルミパテを塗る。

1年経った屋根塗装

こんにちは。

 

劣化したシティー瓦の塗装を始めて1年が過ぎた。残すはあと1/4だ。

きょうは割れ目のパテ塗り。こんな風の強い日は作業が実にやりにくい。非常にストレスがたまる。

 

劣化したシティー瓦は内部がパイのように層になってスカスカ、ボロボロだ。

このままパテを塗ったところで生地ごと剥がれてしまうので、先に浸透造膜シーラーを塗って生地を補強するのだ。

しかし割れ目が大きいとパテだけでは塞げないし、割れ目が広がった時にパテも割れるだろう。だからグラスファイバーを短冊に切って割れ目に貼り、橋渡しをするわけだ。

 

ところがこんな風の強い日にはファイバーの短冊が風で飛ばされてしまう。加えてパテ(ハケ塗りシーラー)の乾燥が早く、無風の日に比べると倍くらいの速さで乾いてしまう。塗るはなから乾いていくので綺麗に塗れないのだ。

作業効率が悪く、イライラが募る。

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それでも残すところ1/4までこぎ着けた。

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年内には難しいかもしれないが、これが終われば一息つける。

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネル溶接6 ルーフ溶接1

こんにちは。

 

旧クォーターパネルを取り外す際に切り取ったルーフの一部を元通りに付け直す。

このルーフ(屋根)のリップ部はクォーターパネル上部に被さるように付いていたため切り取らないと新しいクォーターパネルが取り付けられない。

(オリジナルはクォーターパネルの後にルーフを取り付けるようだ。)

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ルーフリップ部をクォーターパネルの上からあてがう。

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既定の位置になるように正確にあてがう。

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長ーい柄のクランプが必要だ。

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ルーフはリップ部を切り取ったことでパネルが下がっているため、フレームとルーフパネルの隙間に板を差し込んでルーフパネルを持ち上げている。そうすることで元のルーフラインが再現できるわけだ。

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いざ溶接開始。入熱を避けるため点溶接は互いに遠くの位置になるような順番にしていく。溶接は強めの電流で短時間(0.5秒以下)で行うようにする。

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それを繰り返しながら最終的には切れ目のない溶接にする。

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とにかく、あせらずに根気よくやることだ。

オイル万華鏡 アップグレード完了

こんにちは。

 

オイル万華鏡のアップグレードがようやく完了した。修理開始から実に2か月以上を要した。

こんなに時間がかかった要因はアクリル材料の取り寄せやスイッチの取り寄せなどのほか難しい加工をするために治具を作ったりしていたためだ。

 

出来上がったのがこちら。スタンドとのぞき窓はクリヤを吹き直してツルツルにした。

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9VのACアダプターを接続する。

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赤いボタンスイッチを押すとオブジェクトケースに照明が点く。

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LEDに照らされたトンボ玉。

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iPhoneで撮影した眺め。

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照明があると格段に綺麗に見える。

 

展示するのは明日からだ。

とんでもないニュース

こんにちは。

 

きょう夕方、ショッキングなニュースが飛び込んできた。

日産のカルロス・ゴーン会長とグレッグ・ケリー社長の日産トップ二人が逮捕されたというのだ。容疑は金融商品取引法違反だそうだ。

まるで池井戸潤氏の小説 (半沢直樹下町ロケットなど) を地で行くような事件だ。

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カルロス・ゴーンといえば2兆円もあった有利子負債で瀕死の状態にあった日産自動車を、5年間で借金全額返済し、業績をV字回復させた剛腕経営者だ。ゆえに強大な権力を持ちワンマン経営者になっていったのだろう。

そんなカルロス・ゴーンの年収は10億3500万円。国内の経営者としては破格の年収だ。

一方で会社再建の名のもとに1万人規模の社員をリストラしておきながら、自身は超高額所得を得る。こういう経営者は日本にはなじまないと思う。

 

日産側はクーデターではないと言っているらしいが、1万人もクビにした積年の恨みはくすぶっていたに違いない。