こんにちは。
マスタングのサイドモールディングを修復する。
サイドモールディングとはサイドウインドウ、つまりドアガラスとその後ろのクォーターガラスのウエザーストリップを取り付けるためのアルミ製枠だ。
サイドビューのドレスアップにも貢献している。
サイドモールディングはたいてい劣化して表面が曇ったり傷ができていたりしてみすぼらしくなっているものだ。
ところがこのサイドモールディング、レプロが未だ発売されておらず、今のところオリジナルを使うしか手がない。
まずは取り外したモールディングからシールのブチルゴムやゴムスポンジを除去する。
劣化が進んでいるのでゴムは引っ張ればすぐにちぎれるし、ブチルはカチカチになっている。
そこでヒートガンの250度くらいの熱風で温めながら剥がすとスポンジゴムは柔らかくなり、はがれやすい。
残ったスポンジやブチルはペイントうすめ液と歯ブラシ、木のへらで根気よく落とす。
サイドモールディングはツーピースになっている。差し込みを切り離して別々にクリーニングする。
サビサビのガラス押えはハトメで止めてあるので取り外す。ガラス押えとは、マスタングのような窓枠のないハードトップでは、高速走行になると室内と室外の気圧差でガラスが外に押され、空気が漏れて風切り音の原因になるため、ガラスの浮き上がりを抑える金具だ。
もともとは厚めのビニールコーティングが施されているが、長年の風雨で劣化し、割れて剥がれ、錆びてしまっているものがほとんどだ。
これはあとで修復する。