こんにちは。
昨日はクォーターガラスの分解を行った。今回はクォーターガラスの組み立てに入る。
これが新品のウエザーストリップ。リップがつぶれておらず、柔らかだ。
モールディングに滑らかに入るように石鹸水または台所用洗剤を水で薄めてゴムに塗る。シリコンやCRCなどは使ってはいけない。あとで接着剤を使うことがあるからだ。
モールディングにも石鹸水を塗る。
モールディングの上の方からウエザーストリップのリップ部分を溝にはめ込んでいく。
モールディング下部の曲がり部分にウエザーストリップが差し掛かったら、指先でウエザーストリップの先端を押さえながらモールディングの溝にはめ込んでいく。
多少入りにくいが石鹸水を付けながら焦らずゆっくりはめていく。
奥まで入った。
この時、反対側はウエザーストリップの角の肩がモールディングの端に触れていなくてはならない。
このままだと上に引っぱるとまた抜けてきてしまうので、モールディングの曲がりの溝をハンマーで叩いてカシメておく。この時モールディングの下には当て金を当て、モールディングが広がってしまわないようにミニ万で挟む。
次にガラスを取り付けるのだが、隙間を埋めるためのゴムシート、これは以前パッキン用に買っておいた1ミリ厚の耐油ゴムシート。これを3センチ幅くらいにカット。
モールディングの溝に石鹸水を塗る。
ガラスの方にも石鹸水を塗る。
石鹸水が乾かないうちに、ゴムシートでガラスを挟むように巻きながらモールディングの溝に差し込んでいく。
ガラスの全体がある程度はまりこんだら思いっきりモールディングをガラスの方に引き寄せて奥まで差し込む。
モールディングの曲がり部分とガラスの位置関係。オリジナルもこうだった。
切れ味の良いカッターでゴムシートを軽い力で何度も引いて切る。力任せに切ると、強化ガラスといえど傷がつく。
カットはモールディングの奥めに食い込んで切る。
新しいガラスが付いた。
オリジナルにはコの字のゴムにビードのような線が付いていた。これを再現する。
モールディングの端とガラスの間に1ミリくらいの隙間を開けてマスキングする。
ゴム用接着剤。靴底の補修に使うものだ。これに細いノズルをねじ込み、
先端はコーキングしやすいように山形にカットする。
コーキング前に脱脂剤で入念に施工部をクリーニングする。
コーキング開始。ゴム液が奥まで入るようにしっかりとノズルを押し付ける。
接着剤の充填が終わったらへらで仕上げる。
へらで仕上げたら直ちにマスキングを剥がす。
ウエザーストリップの先端がモールディングから少し離れている。
丸一日待って、ゴムが完全硬化してからこの隙間に接着剤を充填してテープで固定する。ゴムがはみ出しては困るところにはマスキングしておく。
丸一日待って、マスキングを剥がして完成。
大変だったけどやればできる。
失敗を恐れずチャレンジしよう。
ただし、準備は入念に! ^ ^