館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ガサ入れ?!

こんにちは。

 

きょう、閉館時間が迫る4時30分頃、一台の車が入ったきた。男ばかりが4人乗っているが、一向に車から降りてこない。

何だろうとみんなでいぶかしく思っていたら40分ごろになってもう一台車が入ってきた。どうやら待ち合わせていたようだ。

すると2台の車から6~7人のスーツ姿の男たちが下りてきた。

直感的にこれはお客様ではない。

 

玄関受付に入るや否や二人の男性がスタッフに警察手帳を見せて、「愛知県警です。神谷館長はおられますか。」と聞いてきた。

皆さん愛知県警の刑事さんのようだ。

 

スタッフのすぐ後ろにいた僕が、「はい。私が館長ですが。」と答えると、「てっぽうコーナーを見せていただきたいのですが。」という。

 

ピンときた僕は「またですか。分かりました展示台のカギをお渡ししますからどうぞ見てください。」と言った。

「またというと、度々あるんですか?」と刑事さん。

「どうせまた誰かが実銃があるんじゃないかと電話したんでしょう?」

 

以前2回ほど西尾警察署の刑事さんがやってきて、お客さんからの通報で実銃があるんじゃないか、調べてみろ。」という旨の電話があったらしい。

その時も「どうぞ、何でも見てください。」とショーケースのカギを渡したが、ざっと見ただけで帰っていった。当然だ。何も違法なものはありゃしない。

 

僕は針治療の予約があったのでカミさんに対応を任せてその場を離れたが、あとで電話があって、ガラスの吸盤の場所を聞いてきた。今回はガラスの蓋を取り外してまで一丁一丁検査しているらしい。

 

僕が治療を終えて帰った時は刑事さんたちが帰った後だったが、「違法なものは何もありませんでしたので大丈夫です。突然伺いましてすみませんでした。」と言っていたらしい。

突然来るのは当然だろう。もし僕が変なもの持っていたら隠してしまうだろうから。

 

ところが帰ったあと始末が大変だ。

銃は元通り戻していないし、ひっくり返っていたりと。

ガンが説明文にかぶっていたり、

 

支えから落ちていたり、

 

ひっくり返っていたり。

 

中には手袋をせず、素手で触っている人もいた。検査なんだから見てもらうのは構わないけど、もっと丁寧に扱ってほしいものだ。

僕はこれから何日かかけて一丁一丁きれいに拭き上げ、並べていくつもりだ。

久しぶりに手入れしながらね。

 

待ち合わせていたのはどうやら西尾署の刑事さんのようで、こういう展示をするならあらかじめ警察署に言ってもらうとこうならずに済むと思うのですが、だって。

何を言ってるの。これまで2回も見に来て何もなかったのに情報共有していないのはそっちでしょ?

テレビで見る刑事さんはかっこよくて素敵だが、きょうのはちょっと残念だ。

 

警察へ通報したお客さんに言いたい。

うちには違法な展示品は一つもありません。

仮に僕が実銃持ってるとしたら、そんなもん、誇らしげに展示するわけないだろうが。

ちょっと考えりゃ分かるでしょうが。

 

こういう悪意のあるお客様には二度と来てほしくないですね。