館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

零戦参上! やっと半分か

こんにちは。

 

アシェットコレクションズのゼロ戦組み立て、マルチリンガルシステムの構築に手いっぱいで全く手つかずでいた。

最近一段落したことから、これではいけないと再び製作を開始した。

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今回は第50号。やっと全体の半分だ。

製作は週に一号ずつ進めることになっているが、送料もばかにならないので月に一度4週分をまとめて送ってくる。

50号の組み立て部品はこの一袋だけ。

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中身はねじを除けばわずか7点。

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組み立て説明書も見開きの2ページのみだ。

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組み立てはわずかに5分で完了した。

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すぐに組み立てられるからとバカにしていたらこんなにためてしまった。(台車に積まれた箱)

多分、一年以上分がある。一箱ひと月なのだ。手前の大きい箱は最終に着くアクリル製のショーケースだ。

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もう連載終わっているかも。(笑)

明日は休館日なので頑張って組み立ててみようかな。

 

趣味が多いのも大変だ。(笑)

 

ポケトークを買いました

こんにちは。

 

最近、外国人のお客様が増えてきたことから自動翻訳機ポケトークを買いました。

きょう、ブラジル人のお客様に初めて使ってみたのだけれど、お客様はちょっと首をかしげて苦笑いしていました。

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あれっ? 通じたのかな??

首を傾げた後、笑って2回うなずいていましたから通じているんだろうと思います。

 

英語なら何とか分かるんですが、ポルトガル語はさっぱり。訳が正しいかどうかは分かりません。

 

でも、あとで腑に落ちました。

どうやら敬語がいけないのではと。

カミさんは日本人のお客様と同じように敬語で話しかけたのですが、これがよくないみたいです。

例えば、

一眼レフカメラ、自撮り棒はお持ちでしょうか?」は「一眼レフカメラ、自撮り棒を持っていますか?」

「館内で走ったり飛んだりなさらないようお願いいたします。」を「館内で走ったり飛んだりしてはいけません。」などと言うべきなのだ。

お客様も機械が敬語で話すことを求めていないので、それよりも意味がしっかり伝わるほうがいい。

それに失礼を避けるために日本人なら遠回しな言い方をするが、機械相手はストレートに言ったほうがいいようだ。

 

これから使い方の練習をしないとね。

センター試験

こんにちは。

 

明日はセンター試験

全国的に雨か雪という予報だ。関東では大雪になる恐れもあるらしい。

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毎年思うことだけど、センター試験の日ってなぜか大雪で交通が大混乱になるみたい。

寒いし、なんだか受験生がかわいそうだ。

もう少し時期をずらせないものかねぇ、っていつも思う。

 

自分を思い起こしてみても、人生の中で受験勉強ほど長くつらい時期はそうそうあるもんじゃない。

受験生の皆さん、ここを乗り切れば後々の人生で大きな力になるから。

 

頑張って !!

ぴあMOOK取材

こんにちは。

 

きょうはぴあMOOKさんの取材があった。

ぴあさんには大変お世話になっていて、毎年必ず取材をしてくださる。

多い時は年に2~3回取材をしてくださる時もある。

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たびたび雑誌に登場することで知名度が上がっていくものなので、当館のように私設の小さな美術館にとっておろそかにできないありがたい存在だ。

 

今回は東海地方の美術館を巡る特集のようだ。

発売前なので詳しい内容は書けないが、とても楽しい内容になりそうなのだ。

 

お仲間に加えていただけて光栄です。

ステアリングホイール・レストレーション2 蘇ったハンドル

こんにちは。

 

話はうんと飛ぶが、注文していたステアリングホイールが届いた。

実に半年もかかったのだ。もしかして騙されて送ったオリジナルのステアリングホイールとレストア代金を盗られてしまったのではないかと心配したものだ。

レストア代金は送料含めて760ドル。今日の為替で取引手数料を入れるとざっと9万円ほどになるだろう。

高いか安いかはその人の価値観、思い入れによる。

 

仕上げは・・、見事なものだ。おそらくオリジナルの新品以上の仕上がりだろう。

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センターのマスタングシンボル、ランニングホース。新品だ。

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ステアリングのリム。光沢仕上げの木目が美しい。素人のなせる業ではない。シルバーのリボンもきれいだ。

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テカテカではないしっとりした光沢のブローパッド。レザーの感じが新品をほうふつとさせる。

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レストア前のホーンスイッチはカチカチになって機能しなかったが、新品は柔らかいゴムの感触。

マスタングのホーン(クラクション)スイッチはリムの内側全周にベルト状に取り付けられていて、どこを押してもスイッチが入る仕組みだ。

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裏面の仕上げ。3本スポークにビニルレザー仕上げのバッドが取り付けられる。

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現代車には無い山形のグリップ。現代車の太いリムと違って当時のものは細くてスタイリッシュだ。この感じがたまらない。

当時の日本車にはパワーステアリングがごく一部の高級車しかなく、低速の時はセリカなどハンドルを逆手で掴んで力いっぱい回さなくてはならなかったが、アメ車にはパワステが付いていて、順手で軽々とハンドルを回すカーチェイス映画に憧れを持った。

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高級感満点のハンドルだ。

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このハンドルを握って海沿いの緩やかなカーブの道をゆっくりドライブする。

それが僕の夢なんだ。

 

ステアリングホイール・レストレーション1

こんにちは。

 

レストアラーにとってステアリングホイール(ハンドル)は特別な思いがある。

船舶で言えば操舵輪だ。

マスタングをきれいにして乗っているオーナーはたくさんいるが、ステアリングホイールをきれいなオリジナルのままにしているオーナーさんは少ない。

 

今回、マッハ1のステアリングホイールをレストアする。

僕のマスタングのホイールはリムがあちこちひび割れ、パッドは摩滅してテカテカになっている。

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3本スポークのトリムは折れ、ホーンスイッチは機能しない。

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リムのあちこちにクラックや割れがある。

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これをレストアするために僕はアメリカからレストアキットを取り寄せた。

エポキシパテにプライマーなどがセットになったものだ。レストアマニュアルも買った。

ただし、これらを使って新品同様にレストアするのはかなりの技術が必要だろう。

 

そんな時、マスタング仲間のTさんにステアリングホイールを専門に修復する会社があることを教えてもらった。

その会社はアメリカにある。

 

僕はその会社を調べてみた。

名城大生に思うこと

こんにちは。

 

今月10日、名城大学准教授が学生にはさみで刺されたという衝撃的なニュースが流れた。

レポートを提出しなくても単位をくれと頼んだところ断られたのが動機だそうだ。

あまりにも動機が稚拙だ。

はさみを買って刺す計画を立てる暇があるならさっさとレポートを書けばいいものを。

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彼はこれで卒業を逃すどころでは済まない取り返しのつかないものを失ってしまった。

 

 

単位といえば僕にも苦い思い出がある。

1年の時の必須科目、「体育」の単位を落としたのをずっと4年生まで取れずにいたのだ。原因はバイト疲れで朝が起きれず、朝一の体育の授業に出席できなかったのだ。

卒業を心配したゼミの先生が、「神谷、体育の先生は出席さえすれば単位はくれると言っているよ。」と忠告してくれたのを受けて、ずるずる先延ばしにしていた僕は眠い目をこすりながら体育授業に出席して辛くも卒業したのだ。

 

もう一つ思い出がある。

O君という同級生がいて、卒業の単位が足らずに追試を受けていた。僕ら勉強しない劣等生は、それでも慈悲深い教授の複数回に及ぶ追試で救済の手を差し伸べられていた。

僕は辛くも追試で単位をもらえたが、O君は最後通告の追試をも落としてしまった。

 

留年を知ったO君は大学の門の縁石に座り込んで頭を抱えてしまった。就職先の内定が決まっていたのだ。

僕たちゼミ仲間はかける言葉がなかった。

 

それから数日した早朝、O君が死んだという訃報が入った。

友達と急いで彼の自宅に駆け付けると、彼は白いハンカチを顔にかけられて静かに横たわっていた。

自殺を疑ったが死因は窒息。

お母さんによると夜中に嘔吐したらしく、吐いたものが喉に詰まったのだ。

彼は大のコーヒー通でコーヒーを日に何杯も飲んだ。留年の心労で胃が荒れていたのかもしれない。

 

僕たち仲間はそのことを単位をもらえなかった先生に報告した。

先生は「俺のせいだ。」と唇をかんだが、僕たち仲間はかぶりを横に振った。

 

僕たちは先生に、亡くなったO君のために卒業証書だけでも与えてくれないかと頼んだ。

 

数日して先生から回答があった。

卒業証書は与えられないというのだ。先生は「君たちの気持ちはよくわかる。だけど形だけの卒業証書をもらってO君は喜ぶだろうか?」

僕たちは返す言葉がなかった。

卒業というのはそれほど重いものなのだ。自分の努力でつかむしかない。

交渉や駆け引きで手に入れるものではないのだ。