館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

三河線のディーゼル車製作7 バンパーを作る

こんにちは。

 

名鉄電車のディーゼル車(変な言い方だがこれで行く)の写真を見るとバンパーがあることに気付いた。

今回はこのバンパーを作る。

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2mm厚の発泡塩ビ板にバンパーをプリントした紙を貼る。それをバンパーの形に削り、

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裏側の肉を盗み、軽量化する。

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図面通りに切り取る。

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後は実車と同じグレーに塗装する。

 

次に車載カメラ。もともとはNゲージ。1/150スケールなのでカメラの位置が低い。このままだと新しいHOゲージのボデーを乗せたときに窓の位置にカメラが来ない。

カメラの位置を5mmほど上げなくてはならないことが分かった。

そこで、

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カメラの位置を5mmほど上げることに成功。

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これで電車の中央窓からレンズが覗く。

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どんなふうに景色が見えるのか楽しみだ。

矢田のおかげん 2019 その2

こんにちは。

 

きのうに引き続き矢田のおかげんのお話をします。

本堂の中に入ると大勢の参拝者が読経を見守っている。読経の合間にどらが鳴り、一人の僧侶が大声で何かを唱えながら仏前を歩き回っている。

実際に本堂に入って涅槃会を間近に見るのは初めてだ。10年以上前に入ったときは順路があるだけで読経も何もなく、静かなものだったのだ。

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僧の人数は5~6人はいただろうか。圧巻である。来年は椅子に座ってじっくり観たいものだ。

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本堂の中は綺麗に磨かれていて、右に続く順路の足元が外から漏れる陽光を受けて濡れたように見えた。

 

ご本尊の裏に安置されている涅槃像。「寝釈迦様」と慕われているお釈迦様の像であるが、子供の頃にはもっと大きく見えたものだ。

子供の目に仏像は尊いというよりも不気味に感じたのだが、歳を重ねるにつれ、物事が記憶より小さいと感じることが多くなる。

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順路の途中にある仏様。地蔵尊だろうか?

僕の子供の頃からある仏で、自分の身体の悪いところを備え付けの木魚バチでさすり、仏様の同じところをさすると悪いところが治るとされる。

みんなに撫でられるので表面の漆が剥げて何とも気味の悪いお姿だ。

近くにいた子供が「私、頭をなでよっと。」と言っていた。実は僕も子供の頃に頭を撫でた。

ご利益のほどは・・? さて。(笑)

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本堂の横にある阿弥陀堂。中央の阿弥陀如来を守る阿吽像(仁王像)の彫りが素晴らしい。

畳も替えたばかりなのか青々としている。気持ちが良い。

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阿形像は怒りをあらわにした表情。素晴らしい。

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阿形像の足元。複雑な彫りだ。

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吽形像は怒りを内に秘めた表情なのだそうだ。腕は失われている。

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吽形像の足元。どちらも痛みが激しい。 いつの日か修復の手が入ることを期待したい。

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阿弥陀堂の隣では若御院様が仏画を解説しながら人間の煩悩と仏の導きを説いていた。

その語りがまるで講談師のようで僕も思わず椅子に座って聴き入ってしまった。若ご院さまは養子さんのようだが、養寿寺を昔の活気ある寺にしようといろいろアイデアを出して取り組んでおられるようだ。素晴らしい取り組みである。

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おかげんを堪能して神社に戻ると抽選会が催されていた。

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熊野神社の本殿。ここの石段で幼稚園の時集合写真を撮った。浅井先生と若くてきれいな先生がいた。どうしていらっしゃるかしら。

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本殿となりの下矢田町公民館。昔はここが幼稚園だった。僕が通った幼稚園だ。

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町が発展することは大いに結構だが、古い建物は守っていきたい。

 

矢田のおかげん 2019 その1

こんにちは。

 

きょうは美術館の営業日だが、隣町の下矢田町内会からお祭りへのご招待があった。

沢山の来館者のある日曜に館を離れるのは気がかりだが町内会長のお付き合いでもあるので出席する。

だからきょうは息子に館の応援を前もって頼んでおいたのだ。

 

僕は館の仕事があったので少し遅れていったのだが、着いてみるとすでに社務所で酒盛りが始まっていた。

下矢田町は800戸ほどあるそうで、だとすると富山町の倍だ。

この日は神社のすぐ隣にある養寿寺で行われる「矢田のおかげん」の日でもある。おかげんとは釈迦の法要のことで、涅槃会では、読経に合わせて笙・笛・太鼓などの管弦が奏され、とても賑やかだ。

 

僕の子供の頃は露天商が沢山出て、大いに盛り上がっていたのだが、その後時代とともにすたれ、10~20年ほど前には往時の賑わいは見る影もなく、露天商はおろか、参拝者すらまばらになるほどさびれていた。

 

これを憂えた地元の有志達が立ち上がり、支援をしていく中で、だんだんと往時の賑わいを取り戻しつつある。

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きょうは遅いので明日またこの続きをお話ししようかしら。

 

モニターの取付け完了

こんにちは。

 

ようやくにしてモニターの取付けが完了した。

昨日取り付けた金具に新しく購入した40インチモニターを取り付けたところ、幅が広いので他の32インチモニターをずらさなくてはならなくなった。もちろんこれは想定した範囲だ。

壁が石膏ボードでなく、ベニヤだったらもっと早く作業できただろう。石膏ボードは下地を探したりアンカーを打ったりと、とかく手間がかかるのだ。

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作業を終えたのがなんと午前4時半。疲労回復にと、昨夜食べたステーキがこれで帳消しだ。

明日は隣町から招待されたお祭りに参加しなくてはならない。

 

ブログなんて書いてる場合じゃありません。

 

壁掛け金具の取付け

こんにちは。

 

この一週間ずっと館内カメラとモニターの取付け作業を行っている。

ところがこれがなかなか一筋縄ではいかない。今の建築物は特別な理由が無い限り壁や天井は防火対策のために石膏ボードが使われている。

石膏ボードの施工が防火基準を満たしておらず、レオパレスが大問題になったのは記憶に新しい。

 

ところがこの石膏ボードがなかなか厄介な代物で、もろくてネジが立たない。ネジを立てたとしてもちょっと締めすぎるとたちまちネジ穴がバカになる。重いものをかけるとネジが抜けてしまうのだ。

だから重量のあるものを石膏ボードに取り付けることはできない。重量物を石膏ボードの壁や天井に取り付ける場合は下地のある場所にねじ止めしなければならない。

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美術館の壁や天井は軽天と言われる薄い鉄製の下地の上に石膏ボードが張られている。

ところが石膏ボードの上からでは下地がどこにあるのか分からない。この下地を探すのに「下地探し」という道具がある。先端からステンレス製の針が出るようになっていて、それを石膏ボードに突き刺すのだ。

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先端の白い部分には目盛りが付いていて、この白い部分がいっぱいまで引っ込んでしまうということは、石膏ボードの裏側は空間で何もないということだ。

途中で止まれば、その時の目盛りが石膏ボードの厚さということになる。

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ところがこの道具にも欠点がある。石膏ボードに穴が明くのだ。 一つ二つで下地に当たればいいけどなかなか当たらないとぶすぶすぶすぶすと穴だらけになってしまう。

それを嫌ってこんなものを思いついた。強力なネオジム磁石にひもを付けて吊るす。それを壁に沿わせて横に移動すると軽天下地のあるところでは磁石が鉄に引き寄せられて引っ張られる。こうして下地の位置を知ることができる。

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 こうして無用の穴を明けることなく金具を取り付けられた。

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 ただし、どうしても下地に当たらない場合はエビモンゴアンカーという石膏ボード用のネジ穴がある。これとて過度の荷重は禁物だ。

1971 マスタングマッハ1 右クオーターパネルドア側下部寸法修正

こんにちは。

 

右クオーターパネルのドア側、センターラインからロッカーパネルまでの寸法がオリジナルに比べて2mmほど短い。だからクォーターパネルを仮付けしてみるとドアとクォーターパネルのラインが合わなくなる。

今回はこの部分の寸法を修正、伸ばす。

 

リップの曲げを一旦伸ばす。この時パネルを挟んで固定してやらないとクォーターパネル本体が曲がってしまう。特にデリケートな曲面が損なわれてしまうので、曲面をエポキシパテでかたどった金型で挟み、曲面に曲げ力がかからないようにする。

そして鉄板挟みで掴んで少しずつ伸ばしてやる。焦りは禁物だ。

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伸ばされたリップ。

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こんどはこれを曲げ直す。

曲げるには伸ばした時に使った曲面型とアングルでぱねるを挟んでからハンマーでリッププ全体が曲がるように少しずつ曲げていく。

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次は前回伸ばしたドア側のラインを仕上げる。

ラックの改造

こんにちは。

 

三日ほど前から館内モニターの分割機を設置するラックの改造をしている。 塗装が乾いたのできょう組み立てと設置をすることにした。

改造前のラック。18年ほど前に僕が作って取り付けたもので、各棚に3台のブラウン管TVモニターが入るため、ラックの高さは天井まである。

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ブラウン管は静電気がホコリを引き寄せるため、ラックの上は黒くすすけている。

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ラックを取り外し、分解。

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これを短く切って塗装し直す。再び組み立てて、今夜設置するのだ。

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ブラウン管モニターが無くなりスッキリと小型になったラック。ハードディスク付き分割機が棚に入る。

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そしてきょう届いたワイヤレスカメラ8台セット。さっそく動作テストして正常であることを確認する。

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時間は午前3時をまわった。

この時間になるとさすがにイライラしてくる。早く寝たいのに作業がなかなか終わらないからだ。明日までに使えるようにしておかないとカミさんが困る。

 

休館日にやればいいではないかと思われるかもしれないが休館日を待っていたらなかなか前には進まない。

いつもこんな具合にぶっ飛ばして作業している。(笑)