館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

彫刻鏡の部屋 アップグレード始め!

こんにちは。

 

彫刻鏡の部屋をグレードアップする。

詳細はまだ内緒だが、写真映えする仕掛けを追加する。

彫刻鏡の部屋は美術館の目玉の一つだが、どうしてもスフィアの前に影が薄い。

写真に撮ればかなり面白い映像が撮れるのだが。

そこで新たなシーンを追加するのだ。

 

頭の中には構造がすでにできているのだが、やはり図面に描いてみないことには実際には作れない。

案の定、図面を描き始めるとやっぱり頭の中だけではダメな構造が分かってくる。

そして具体的な寸法やもっといいやり方などが明らかになってくる。

f:id:mikawakougei:20210112013355j:plain

 

でも、この仕掛けはかなり面白い視覚効果を生むと思う。

なんとか頑張って1月中の完成を目指したい。

プチ氷柱 その後を知りたくないですか?

こんにちは。

 

坪庭のプチ氷柱はどうなっているだろう。

土曜の朝見に行くと、おぉ、立派になってるじゃないか。(笑) まるで大量の水が流れているように見える。

f:id:mikawakougei:20210111012107j:plain

 

それでもつくばいの水鉢の縁はこ凍らずに水面が揺れている。

f:id:mikawakougei:20210111012212j:plain

 

前日よりも明らかに太い。本当にきょうは寒いのだ。

f:id:mikawakougei:20210111013016j:plain

 

 

そしてまた一夜明けて今日日曜。お昼近くになっちゃったけど見に行った。

おぉ~! 氷柱が筧の竹よりはみ出して太くなっている。

f:id:mikawakougei:20210111012428j:plain

 

でも氷柱の先、竹のあたりは氷が融けて、すでに浮いている感じ。昨日よりも心なしかきょうは暖かい。 風はあるが。

f:id:mikawakougei:20210111013535j:plain

 

そして午後3時を過ぎたころ、用足しがてら見に行くとつくばいの氷がすっかり融けて、足場を失った氷柱が水鉢に落ちていた。

f:id:mikawakougei:20210111013841j:plain

 

氷柱は水鉢の中に立っている。まるでアシカが水から頭を出しているようだ。

f:id:mikawakougei:20210111014022j:plain

 

そして美術館が終了した夜になって見に行くと‥、透明に透き通った氷柱が水鉢の中で倒れて氷柱の首が水鉢の縁に引っかかっていた。

f:id:mikawakougei:20210111014203j:plain

 

どれほど氷柱が残っているのか見てみたくて水鉢から取り出してみた。

意外にたくさん残っていた。

f:id:mikawakougei:20210111014643j:plain

 

プチ氷柱くん、今年のはけっこう長持ちした。

 

この後、深夜になっても筧の雫は凍ることはなかった。

アンティーク調あんどん

こんにちは。

 

土曜夜のステンド教室、TDさんがアンティーク調のあんどんを完成させた。

このところ土曜夜の教室はあんどんが人気のようだ。

 

デザインはいたってシンプル。正方形のガラスを縦に並べて八角形に組み立てただけ。

製作しやすい割には存在感がある。

TDさんは直線的なデザインが好みのようだが、今回どんな色で作るのだろうと思っていた。

アンバーと茶色の二色だけで構成したデザインは一見地味にも思えるが、強烈な主張をしないので、どこに置いても違和感なく溶け込む使い勝手の良さがある。

f:id:mikawakougei:20210110022221j:plain

 

ちょっと苦労したのは脚だ。脚無しのべた置きだと電線コードを通すのにどこかを切り欠かねばならない。そこで考えたのが脚を付けること。

脚は真鍮パイプをデザイン上のキリのいい長さで切断、本体にはんだ付けし、足にはビニルキャップをかぶせる。こうすることでデザイン性がよくなり、テーブルにも傷を付けにくくなる。

f:id:mikawakougei:20210110023148j:plain

 

苦労したのは脚をがたつきなくあんどんを垂直に立てること。

でもうまくやってのけた。

 

さてさて、次は何を作るのかな ?

出現! プチ氷柱

こんにちは。

 

きょうは北風吹き荒れる寒ーい日だった。

朝、坪庭で珍しいものを見つけた。筧の先から流れる水流だ。

いや、よく見ると凍っている。寒くて窓越しに撮ったので筧の下にうっすらと白いバケツが写ってしまったが、筧の先端は動いていない。蹲(つくばい)の水面もごつごつと凍っている。そう、氷柱になっているのだ。

もともとこの筧は野鳥の水飲みのために蹲に水が切れないように少しずつ流しているもので、20~30秒に一滴くらいしか流れていない。だから一晩かけて少しずつつららのように氷が下に伸びていったのだろう。

f:id:mikawakougei:20210109024425j:plain

 

こういうものはたいてい昼間のうちに融けてしまうものだが、坪庭が家の北側にあって日陰になるため、夕方見るとなんとまだ凍ったままだ。

そればかりか少し氷柱が太くなっているようだ。

f:id:mikawakougei:20210109024932j:plain

 

氷柱の先端は筧の先端から奥の方、4センチくらいのところで終わっている。

f:id:mikawakougei:20210109025349j:plain

 

どうやら鍾乳石のように下の方からも上に伸び、上と下がくっついた感じだ。微速度撮影で撮ったら面白い動画になったはずだ。

f:id:mikawakougei:20210109042719j:plain

 

そしてもしやと思い、夜12時ごろ見てみると‥、ハハッ! 大きくなってるじゃないか。

f:id:mikawakougei:20210109043258j:plain

 

まだ成長を続けているんだ。氷柱。

f:id:mikawakougei:20210109043200j:plain

 

頑張れ! 氷柱。

 

明日朝にはどうなっているだろう。

ちょっと楽しみ。^ ^

空気清浄機到着

こんにちは。

 

天気予報通り、きょうは凍てつく寒さだ。

西寄りの風が強く、夕方近くには雪が降り始めた。今年初めての雪だ。

結構な勢いで降ってきた。日本海側ではドカ雪になるそうだ。

f:id:mikawakougei:20210108013749j:plain

 

さて、待ちに待った空気清浄機が届いた。

なんでもウイルスを99.99%除去するんだそうだ。とりあえず1台購入した。

使ってみて良ければあと4台購入する予定だ。各階に2台ずつ設置するのだ。

コンパクトで軽い。移動も楽々だ。

f:id:mikawakougei:20210108032540j:plain

 

運転してみるととても静かだ。これなら静けさが求められる美術館でも大丈夫だ。

空気の清浄度が数値で表される。 「7」はとてもクリーンな空気だ。

f:id:mikawakougei:20210108032804j:plain

 

一週間使ってみて問題がなければ残りの4台を注文する。

これがあれば寒い冬、あるいは猛暑の夏にいたずらに換気しなくても済むかもしれない。

コロナ対策の強力な武器になるか。

 

楽しみ !

プロムナード

こんにちは。

 

先日、暗闇の庭で黒いプランターにつまずいて転倒してからカミさん、黒いプランターを置いたことに責任を感じているのかトイレ前にセンサーライトを置いた。

そして今日、またまたソーラーライトを仕入れた。

 

先日試しにとアマゾンで買ったソーラーライトが予想より明るく良かったことから、今回美術館通路に設置するため10本買った。

きょうはとりあえず6本を立てた。

これがことのほか素敵だ。イルミネーションは取り付けが面倒だし、実用的ではない。

このセンサーライト、配線の必要が無いため設置が楽だ。等間隔で立てればお洒落な街路灯になる。

f:id:mikawakougei:20210107023810j:plain

 

 暗くなると自動で点灯し、地面をほんのり照らす。決して暗くはないが明るすぎることもない。そして人が近づくとさらに明るくなり、人がいなくなるとしばらくして元の明るさに戻る。

この通路を歩いていくと、自分の歩みに合わせてライトが一つずつ順番に明るくなっていくので、なんだかライトに招かれているようだ。^ ^

f:id:mikawakougei:20210107024503j:plain

 

これから日暮れが遅くなっていくのでお客様がライトの点灯を見ることはないかもしれないが、通路とお庭の境を示す柵のような雰囲気を醸す。

 

このソーラーセンサーライト、全長は60センチ強。程よい大きさだと思う。

f:id:mikawakougei:20210107024820j:plain

 

全部で20個ほど仕入れてお庭や通路に設置したら素敵だと思う。

ちょっとしたプロムナード、散歩道だ。

 

ここを歩くのが楽しくなりそうだ。

出口表示

こんにちは。

 

三河工芸ガラス美術館の目玉の一つに「彫刻鏡の部屋」がある。

天井、床、壁など全ての壁面が鏡張りという部屋で、ストーリーに沿って四季の景色が映し出される。

すべてが鏡張りなので上演が終了すると室内は真っ暗になる。そこで赤く「出口」表示を点灯していたが、開館してしばらくすると消えてしまった。

だから現在は「出口」と書いたアクリル板を吸盤で出口に貼り付けている。

ところが吸盤なので、よくずれたり落ちたりする。

今回、本来の出口表示を点灯するように修理することにする。

この写真は外の明かりが透けて「出口」を照らしているが実際は「外の明かり」は無いので表示されない。

f:id:mikawakougei:20210106041802j:plain

 

こちらが「出口」表示のバック照明。赤色LEDが14個付いている。

f:id:mikawakougei:20210106042224j:plain

 

問題は配線方法にあった。

赤LEDの駆動電圧はたいてい2V(ボルト)だ。電源が12Vなら2VX6=12Vとなり、LEDを6個直列につなげばLED1個当たり2Vとなる。

LEDは駆動電圧より高い電圧がかかると簡単に切れてしまうので、僕は安全のため7個のLEDを直列にしたのだ。

ところがここに盲点があった。

f:id:mikawakougei:20210106042604j:plain

 

LEDは同じように見えて全く同じようには作られていない。つまり、性能に誤差があるのだ。

複数のLEDを直列につなぐとき、同じように見えるLEDの内部抵抗にも誤差があって、少しだけ他のLEDよりも抵抗の高いLEDには少しだけ高い電圧がかかる。これは直列だからすべてのLEDに流れる電流は同じなので、V=IRの式から導かれる。

少しだけ高い電圧のかかったLEDには他よりも負担がかかる。

その結果さらに内部抵抗が高くなり、さらに高電圧がかかるようになる。

そしてこのLEDが切れれば、直列なのですべてのLEDが点かなくなるというわけだ。

 

今回の修理では抵抗をかましてすべて並列接続にする。