マスタング レストア
こんにちは。 ジンクスプレーが十分乾燥したところで抵抗値を測ってみる。 まず、ジンク92%。抵抗値は2Ω(オーム)。乾燥時塗膜中の亜鉛含有率が92%と高く、抵抗値も小さい。 続いて83%は抵抗値が約100Ωと導電性はあるものの抵抗値は高い。 最後…
こんにちは。 車のレストアで避けて通れないのが鉄板の溶接だ。 ところがこの溶接、厄介な問題がいくつかある。その一つが錆対策だ。 溶接は1000度を超える熱で鉄板を熔かし結合する。ところがこの熱に耐えられる塗料は存在しない。だから溶接部は鉄板が焼け…
こんにちは。 プラサフを塗ったエアクリーナーを600番のペーパーでざっと水研ぎし、シリコンリムーバーで脱脂、ロックエースで調色したフォードブルーを塗る。 全塗装の練習のつもりで吹く。塗料の出かたを多めに素早く塗るのがコツみたい。 ガンさばきが…
こんにちは。 今回は友人から頂いたエアクリーナーを綺麗に塗装してみよう。 いただいたときは黄色だった。 しかもこの黄色、どうやらラッカースプレーだ。黄色の塗料はガソリンや排気ガスに侵されてどろどろ状態。エアエレメントに塗料が移ってしまっている…
こんにちは。 最近カミさんがマスタングのボデーカラーに関心を持ってくれるようになった。 うちのステンド教室の生徒さんがトヨタソアラーのダークグリーンメタリックに乗っていて、カミさんがダークグリーンがいいと言い出した。 ただし、ソアラーのそれは…
こんにちは。 マッハ1の全塗装はまだまだ先だが、心当たりの業者をあたる。 ところがどの塗装屋にもことごとく断られる。 「やっとれん」のだそうだ。仮に受けても何か月も先になるという。 見ればどの塗装屋も修理待ちの車でいっぱいだ。 なじみの塗装工に…
こんにちは。 前回のリヤクロスメンバー交換時には気づかなかったリヤフレームの狂いを修正する。 修正点は二つ。一つはリヤフレーム間の距離。数ミリ大きい。 二つ目はリーフスプリングを取り付けるシャックル穴の傾きだ。 これは右リヤフレームとリヤクロ…
こんにちは。 前回修正したリヤクロスメンバーをジンク(亜鉛)スプレーで塗装する。錆防止だ。 オリジナルの鉄板はレプロよりも薄いが亜鉛鋼板で錆びにくくなっている。 ジンクの次はプラサフ。 リヤクロスメンバーをリヤフレームとテールパネルの間に取り付…
こんにちは。 取り外したリヤクロスメンバー。スポットを外す際に変形したフランジ面を修正する。 右リヤフレームとの接続部。ゆがんだフランジに当て金としてSS41のフラットバーを当てる。 ハンマーで叩いてフラットにする。 同じく左側。 叩いて平らにする…
こんにちは。 リヤフレームのねじりを修正するためには一旦リヤクロスメンバーを取り外さねばならない。 リヤフレームとリヤクロスメンバーの溶接部をスポットカッターで切り離す。 一度レプロに交換したものを再び取り外すのは気が進まないが仕方ない。 取…
こんにちは。 ここへ来てリヤフレームが傾いていることが分かった。 以前、リヤクロスメンバーをレプロに交換した時にはそこまでの知識が無く、気付かなかったのだ。 どういうことかというと、リヤフレームにはリヤサスペンションのリーフスプリングを固定す…
こんにちは。 マスタングのレストア作業の合間にLEDランプを作っている。 今回は足元ライトだ。 使うのはテープLEDと真鍮管、そしてプリント基板だ。 銅びきのプリント基板を12ミリ幅に切って15ミリ径の真鍮管に差し込みエポキシパテで固定した。 陽極は…
こんにちは。 マッハ1の全塗装をするための塗装ブースを製作中だ。 マスタングの全塗装をしてくれる塗装屋さんをあちこち探していたのだけれど、どこも手いっぱいでなかなか見つからない。 部分塗装に比べると全塗装は手間がかかるので塗装屋は敬遠するらし…
こんにちは。 レストアで大事なのは元通りの寸法に組み上げること。 とはいえ、オリジナルだってそんなに正確じゃない。 ここで組付ける前に現状を把握しておく。 このためにレーザーレベルを購入した。レーザーレベルとはレーザー光線を利用した墨出し器(水…
こんにちは。 前回作った小さなパッチをクォーターウインドウ先端部に当てる。この時オリジナルと同じ寸法になるようメジャーで確認する。 正面から見るとこんな感じだ。曲げの角度がぴったり合うようにする。 それではいよいよ溶接開始だ。 溶接するパッチ…
こんにちは。 旧車乗りなら分かると思うが、車の電装品は相当劣化している。 ビニル電線は柔らかさを失い硬くなっているし、被覆を剥くと中の銅線は茶色に酸化している。 配線を全て引き直すのがベストだけれど、とりあえず電球をLEDに換えてみるのもリフレ…
こんにちは。 レプロのクォーターパネルの全長がオリジナルよりも短かったことは以前書いた。 実際、僕はクォーターパネルの前側(ドア側)を3ミリ伸ばした。 この作業は治工具を作るなどしてかなり大変だったがなんとかこなした。 伸ばしたことでいろいろ不…
こんにちは。 右クオーターパネルにクオーターパネルエクステンションを取り付ける。 クオーターパネルエクステンションとはクォーターパネルに溶接して取り付けるパーツのことで、エクステンションと名の付くパーツは複数ある。 こちらは右クォーターパネル…
こんにちは。 以前左クオーターパネルの時にも書いたと思うが、クオーターパネルはリヤボトムの形状が複雑なため、2ピースで出来ている。 下の写真はオリジナルのクォーターパネルリヤボトムを切り取ったものだが、左半分が別パーツになっている。この別パ…
こんにちは。 レプロのホイルハウスを細く三日月形にカットして、さらに幅をそろえるために切り込みを入れた。 今回は幅を調整したうえで切り込みを溶接して再びつなげる。 溶接法は今回もラップウェルド、二枚の鉄板をつき合わせではなく、重ね合わせて溶接…
こんにちは。 板金物のレプロの寸法が合わないということは前回も言ったが、ホイルハウスとクォーターパネルのホイルアーチを合わせるのが大変だ。 左側もそうだったが、ホイルハウスの方がクォーターパネルのホイルアーチよりも横幅が広い。個体差はあるが…
こんにちは。 以前右クオーターパネルの部分交換をした際に修復した右ホイルハウスだが、エッジがダレていて気にくわない。 今回、ダイナコーンのエッジの効いたホイルハウスで修復し直す。 まずはホイルハウスの位置出し用木型を作る。左クォーターパネルを…
こんにちは。 前回製作した当て金をドアに当ててプレスラインを修正する。成形したハンマーで少しずつ叩く。 ハンマーの先はドアのカーブに成形してある。 ラインのエッジはハンマーより細いたがねを作ってエッジを出す。 当て金ぎりぎりのところを叩いてい…
こんにちは。 1年ほど前にスフィアの手すりに塗ったPOR15が剥がれてきてお客様の衣装を錆で汚しかねない状態になってきたのでPOR15を剥がし、錆対策をしなくてはならない。 次の休館日まで待っていられないのだ。 閉館後。すぐにPOR15剥がしにかかる。ご存…
こんにちは。 マスタングのレプロドアはクォーターパネルとラインが合わない。 マスタングにはドアウインドウやクォーターウインドウを縁取るように、5センチ幅くらいのへこんだラインがある。 このラインがマスタングのサイドビューをシャープに際立たせて…
こんにちは。 ダイナコーンのクォーターパネルとドアライン、同じブランドなのに合わない。 各パネルのラインやちりを合わせることは、ボデーの仕上がりをきっちり見せるうえで極めて重要だ。 なのに実際にはほとんど合わない。 今回は板金で出来る範囲のラ…
こんにちは。 左側でも行ったダイナコーン右側フルクォーターパネルのドア側ラインを修正する。 同じメーカーのレプロなのにどうしてドアとクォーターパネルのラインを揃えられないのだろう。 ドアとクォーターパネルのこの辺りのラインが揃ってないままレス…
こんにちは。 クォーターウインドウらいんの曲げ型を作る。 まずオリジナルのクォーターウインドウに離型剤を塗る。これから型取りをするのだ。 前回作った曲げたアングルにエポキシパテをたっぷり塗ってオリジナルに押し当てる。 はみ出したパテはヘラで綺…
こんにちは。 マスタングマッハ1のボデーラインの中で美しい部分の一つがクォーターウインドウだ。 このラインはこの年式のマスタングの特徴でデザインを最優先にした結果、斜め後方視界の悪さ(というよりゼロ)は天下一品である。現代車の中では一部のスー…
こんにちは。 先日のブログ「右クオーターパネル全長伸ばし3」で延ばしたドア側のラインを形成する。 3.2ミリの鉄板を曲げて溶接した当て金。カーブはクォーターパネルのふくらみに合わせてある。 角度はリップの曲げ角に合わせてある。 当て金と同じ3.…