こんにちは。
旧車乗りなら分かると思うが、車の電装品は相当劣化している。
ビニル電線は柔らかさを失い硬くなっているし、被覆を剥くと中の銅線は茶色に酸化している。
配線を全て引き直すのがベストだけれど、とりあえず電球をLEDに換えてみるのもリフレッシュになる。
今回は室内灯をLEDに換えてみよう。
アメリカ本国から専用のLED電球を取り寄せるのもいいが、送料も時間もかかる。
テープLEDを使えば意外に簡単にできる。
こちらは71~73年式マスタングのコンソールライト。当然フィラメントを使った白熱球なので消費電力も大きいし、発熱も多い。 古いので電極も錆びている。
こちらが今回製作したLEDライト。美術館で照明用に使っている12ボルト用超高演色テープLED。両側の電極は9ミリ真鍮パイプにハンダメッキしたもの。中間の絶縁体はなんと鉛筆だ。(笑) 鉛筆を使った理由は9ミリ真鍮パイプに差し込むのにちょうどいい径だったからだ。
鉛筆の芯をくりぬいて穴を明け、電線を通した。後で考えるとこんなことしなくても配線は出来た。(笑)
電極がショートしないようにテープLEDと電極の間に塩ビシートを貼り、さらにLEDの放熱のためにアルミ板を貼った。
ブラケットには電球と同じようにはめ込むだけ。
点けてみると電球よりも明るい。しかも電球よりも光が白に近い。かと言って青っぽくなく、自然な明かりだ。
続いて室内灯を作る。ちょっと明るめにテープLEDを2本使う。
ベースは在庫にあった銅びきプリント基板。中央はプラスマイナスの極を分けるために銅をエッチングして分離してある。
電極はひっかけ式なので両極の間の寸法が大事だ。電極は腐食しないようにステンレスバネ線を曲げて作った。それをプリント基板にハンダ付けする。
取り付けて点灯したところ。電球のように橙色の光ではなく、より白っぽい光だ。
現代っぽい。
これで室内がちょっとオシャレになったような・・・?
自己満足だ。(笑)