館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウライン修正1

こんにちは。

 

マスタングマッハ1のボデーラインの中で美しい部分の一つがクォーターウインドウだ。

このラインはこの年式のマスタングの特徴でデザインを最優先にした結果、斜め後方視界の悪さ(というよりゼロ)は天下一品である。現代車の中では一部のスーパーカーを除いて一般車ではまず無い。

f:id:mikawakougei:20190415044218j:plain

 

しかし、この特徴的なデザインがマスタングのたまらない魅力であることも代えがたい事実だ。

オリジナルはわずかに下方にカーブしているが、レプロは少し直線的だ。

遠目には違いは分からないが、あえて僕はカーブをオリジナルに近づける。

 

曲げはプレスで行う。叩いて修正できるほど僕の腕は職人ではない。

プレス型のベースとなるアングルを一部カット。曲げやすくする。

f:id:mikawakougei:20190415045319j:plain

 

カットした溝にくさびを打ち込む。

f:id:mikawakougei:20190415045554j:plain

 

打ち込んだくさびを溶接でアングルと一体化する。

f:id:mikawakougei:20190415045747j:plain

 

そのアングルにガイドを溶接する。

f:id:mikawakougei:20190415045902j:plain

 

一方、オス型の方にもガイドを作る。

f:id:mikawakougei:20190415050020j:plain

 

この溝にメス型のアングルがスライドとしてはまり込むのである。