館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

北側屋根の塗装 上塗り

こんにちは。

 

きょうは土曜日ということもあり、客足が絶えることが無かった。閉館時間になってもまだお客様がみえたので、館をカミさんに任せて僕は北側屋根の塗装準備にかかった。

大体いつも1時間半から2時間くらいかかる。出来るかどうか分からないが準備だけでもしようと思い、天窓ガラスの養生、風除けの支度を整えたところでなんと6時。

太陽は西の空10度くらいの高さ。

日没前に間に合うだろうか。諦めようかとも思ったがきょうを逃すと明日から1週間ぐらい雨模様らしい。

 

出来るところまでで構わないからやることに。きょうは予報通り風が強いのでお隣さんに迷惑がかからないように風除けを持って上がる。風で風除けが飛ばされそうになる。

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早くしないと陽が沈む。(・・;)

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塗料が飛散しないように風除けの箱の中を塗装するのである。箱は風で飛ばされないようにクランプで足場に固定してある。

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風除けを移動しながら上から下へ塗っていく。塗料はニッペ ファイン4Fベスト。1缶15キログラムセットが4万円以上する高級塗料だ。

 

美しい夕日。もうすぐ日没だ。

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この時期は日が暮れてもしばらくは明るいのでありがたい。暦によれば今日の日の入りは19時09分(名古屋)。

塗装作業が完了したのが19時20分ごろだった。

あきらめないことは成就の要か。 頑張った甲斐があった。

 

自分で言うのもなんだが、きょうは実によく頑張った。

ステンドの小物台

こんにちは。

 

ステンド教室のODさんが作品を完成させた。小物置きとでもいうのだろうか。

玄関などに鉢植えなどを乗せて置いたら可愛い。

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実はこれ、100%ODさんのデザインだ。いろいろアドバイスはさせてもらったが、デザイン画は全て本人が描いた。

ODさんはうちの生徒さんの中では新人の部類になるのだが、このところめきめきと腕を上げている。

 

今、ステンド教室は活気があって、毎回誰かがなにがしかの作品を完成させている。

 

出来上がったらみんなで讃えるんだよ。^ ^

北側屋根の塗装開始

こんにちは。

 

きょうも昨日に続き梅雨の晴れ間となった。きのうは強風でとても塗装などできる天気ではなかったが、きょうの午前は風が弱く、なんとか塗装できそうだ。

夜半から雨になるとは聞いていたがこの機を逃すとしばらく塗装のチャンスは無い。

午前10時くらいから準備を始めて塗装にかかったのは10時半くらいだったろうか。

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気が付けば汗だくだ。水分補給しながら塗装し終えたのは12時半ごろ。気を付けないと脱水症になる。

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今回下塗りに使ったのは「ニッペ ファイン浸透造膜シーラー」。これまで使ってきた「ニッペ ファイン浸透シーラー」に比べると液が濃密で1回の塗装でしっかり皮膜ができる。これまで日を変えて2回塗っていたものが1回で済む。

価格は2万円強と浸透シーラーに比べて倍の価格だが、工数は1回で済む。

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塗料が乾燥する4時間後の午後4時半、造膜シーラーを塗った瓦の割れた部分をガラスマットとハケ塗りシーラーで補強をする。

 

作業が完了したのは午後7時過ぎだった。日が長くて助かった。

 

これで今夜雨が降っても大丈夫だ。 ^ ^

ランプのあかり

こんにちは。

 

きのうの話で恐縮だが、火曜ステンド教室のHIさんがランプスタンドを完成させた。

デザインはシンプルだがなかなかの大物である。前回のフクロウのパネルはピースが細かくて思うようにガラスが切れず、ずいぶん苦労していたが今回は早かった。

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下から見上げるとフィラメントの灯が見える。この眺めがなんとなく昭和なのだ。

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話は変わるが僕の幼少の頃はまだ蛍光灯が無く、灯りといえばスリガラスやアルミ板で出来た丸い傘の下に黒いベークライト製のソケットに付いた裸電球だった。

食卓は今とは比べ物にならないほど暗かったが、そこには威厳のある祖父と口やかましい祖母、酒好きの父に優しい母、そしていつも一緒に遊ぶ姉がいて、それなりに暖かな団らんがあった。

電球の明かりを見て豊かさを感じることは無いが、今と違ってもっとゆっくり流れる時間に貧しいながらも人情味のある団らんがあった。だから電球を見て暖かさを感じるのかもしれない。

 

当時、僕は将来みんな豊かになって、きっと争いの無い幸せな世の中になると思っていた。

あの頃に比べれば今は世の中はとても豊かだ。貧しいと言われる人だって当時とは比べ物にならないくらい豊かだと思う。

 

なのに世の中ちょっと変だ。むしゃくしゃすると言って人を殺める。殺人事件のなんと多いことか。

 

モリ三兄弟の散髪

こんにちは。

 

先日、美術館玄関前にあるカイズカイブキとコノテガシワに目を付けてやったが、今回は散髪をしてやった。

そのままでもお客さんは写真を撮っていたりしたが、ちょっと刈り込んで ” らしく " してやった。

カイズカイブキには腕と口らしきものを付けた。コノテガシワは口を付け、頭にトサカを付けた。

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もう少し寄ってみる。

表情が豊かになったと思うけどどうでしょう?

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ビフォーと比べてみて、どうです?

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確かに写真を撮る人が増えました。^ ^

1971 マスタングマッハ1 左ホイルハウスブラスト

こんにちは。

 

左クォーターパネルの形状修正が完了したので取付け準備に入る。

左ホイルハウスの修復が終わり、錆防止のプラサフを吹くために錆取りを行う。

実はホイルハウス内はクォーターパネル取り外しの際、塗装を剥がし、鉄板の地肌を露出させてから錆止めのメタルレディー処理をしてあったのだが、2年ほど経ち、うっすらと錆が出始めていた。(写真右側)

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塗装を剥がした当時は錆はなかったはずなので、これは不注意だ。

サンドブラストでほとんど錆は取れるが錆の根が残らないとは言い切れない。もっともワイヤーサンダーなどで錆取りするよりははるかにましである。

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これはホイルハウスの内側を下から見上げたところだ。

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簡易ブラストボックスを作っていざ、サンドブラスト

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ブラストを終えたホイルハウスの中。見た目には完全に錆が取れている。

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が、念のために「必殺錆封じ」をスプレーする。いきなりプラサフという手もあるが、より浸透性の強力な「必殺錆封じ」を僕は塗布することにしている。

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見た目もきれいで、これならレストアしているという気分になる。

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一昼夜過ぎたら目地にシーラーを詰めてから今回はエポキシ系ではなくロックペイントの「ミラクルプラサフ」を塗布する。厚塗りでパテ仕様だ。

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これで当面錆の心配はない。

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最終的にはこの上に上塗り、さらにはアンダーコートを塗る。

隣りの田んぼ ゴイサギ &アオサギ

こんにちは。

 

今日は雨模様の日曜とあって、朝からひっきりなしの来館者。体験も入って体験指導とチケット売りに明け暮れた。

 

午後4時頃になって窓の外に目をやると、隣の田んぼに大きな野鳥が2羽。ゴイサギアオサギだ。羽がグレーなのでどちらもゴイサギかと思ったが、顔の色と大きさがちょっと違う。アオサギと分かったのは夜になって検索してからだった。

ゴイサギは田んぼの右下角、アオサギは画面中央左にいる。

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ゴイサギは窓越しに6~7メートル先にいる。普通だったら僕らが窓から眺めていると飛び立ってしまうのだが、きょうは何かに夢中である。

よく見ると畦(あぜ)にくぼみというか穴があって、その中をじっと身動きもせず様子を伺っている。

次の刹那、ゴイサギはサッと首を伸ばすとくちばしを穴の中に突っ込み何かをくわえた。細長いものがくちばしに挟まれて身をくねらせている。

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ドジョウだ。

へぇ、この田んぼ、ドジョウがいるんだ。僕はなんだか嬉しくなった。

確かドジョウは絶滅危惧種だと聞いた。あれが国産のドジョウか外来種なのか分からないが、ここはまだ自然か豊かだということだ。

僕が見ていた間だけでもゴイサギは3匹はドジョウを捕まえて飲み込んだ。

 

一方のアオサギであるが田んぼの中を抜き足差し足と言った感じでゆっくり歩き、オタマジャクシなのかカエルなのかを捕らえていた。

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バードウオッチングではないが、身近に野鳥が見られるなんてなんと贅沢。

 

来年もいらっしゃいねと声掛けした。