館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ノートルダム大聖堂炎上

こんにちは。

 

昨日の深夜、衝撃的なニュースが流れてきた。

そして今日、先日受けた胃の内視鏡検査結果を聞くために厚生病院の待合で待っているとき、待合のテレビでノートルダム大聖堂が崩れていく様子を映していた。

あれほどの立派な世界遺産が無残に炎上していく様子は見るに堪えない光景だ。

改修作業中だったということだが、きっと人為的なミスなのであろう。

それにしても代償があまりにも大きすぎる。

 

事故はちょっとした気のゆるみから起こる。

実は僕もちょっとしたボヤを出したことがある。幸い大事には至らなかったが些細な不注意から起きた。

 

マスタングのレストアで溶接をしていた時だ。

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アークが発生していないのに溶接面の視野がチラチラと暗くなる。

溶接面は自動遮光面といってアークの光に反応してアークが発生しているときだけ暗くなり、溶接をしていない時は明るい視野になるというもの。

その視野が溶接していないのにチラチラと暗くなるのだ。

ヘンだと思って溶接面を持ち上げると足元に敷いた紙がめらめらと燃えていたのだ。

 

溶接の前、部分塗装するためにコンクリート床に敷いた汚れ防止の大きな紙に溶接の火花が燃え移ったのだった。

僕は慌てて足で踏みつけ、火を消した。

 

それからというもの、溶接時に周りに燃えやすいものを置かないようにしている。

大聖堂の出火原因はまだ分かっていないようだが、恐らく人間のミスだ。

火は思いがけないところから発生する。

 

因みに胃に異常は見つかりませんでした。(ホッ) ^ ^

三河線のディーゼル車製作10 屋根の塗装とフロントガラス製作

こんにちは。

 

三河線ディーゼル車の屋根の一部が赤色だ。今回はそれを塗装する。

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先に作った屋根部材をマスキングテープでマスクし、ミッチャクロン、ウレタンの赤を塗る。

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半日乾燥させたところでマスクを剥がす。

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出来たルーフは後でカットして使う。

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続いてフロントガラス。OHPフィルムにプリントした窓ガラス。これを切り抜いて曲げる。

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注意深くフロント開口部に接着する。

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ジオラマの中に吉良吉田駅は無いが、なぜか吉良吉田行き。

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このあたりはこだわらない。

 

僕の性格。(笑)

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウライン修正1

こんにちは。

 

マスタングマッハ1のボデーラインの中で美しい部分の一つがクォーターウインドウだ。

このラインはこの年式のマスタングの特徴でデザインを最優先にした結果、斜め後方視界の悪さ(というよりゼロ)は天下一品である。現代車の中では一部のスーパーカーを除いて一般車ではまず無い。

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しかし、この特徴的なデザインがマスタングのたまらない魅力であることも代えがたい事実だ。

オリジナルはわずかに下方にカーブしているが、レプロは少し直線的だ。

遠目には違いは分からないが、あえて僕はカーブをオリジナルに近づける。

 

曲げはプレスで行う。叩いて修正できるほど僕の腕は職人ではない。

プレス型のベースとなるアングルを一部カット。曲げやすくする。

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カットした溝にくさびを打ち込む。

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打ち込んだくさびを溶接でアングルと一体化する。

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そのアングルにガイドを溶接する。

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一方、オス型の方にもガイドを作る。

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この溝にメス型のアングルがスライドとしてはまり込むのである。

破風板の修理

こんにちは。

 

このところ世間ではレオパレスのみならず、住宅メーカー大手の大和ハウスでも耐火基準に満たない工事があったということで新聞をにぎわせている。

うちは積水ハウスだけれど今のところ不正は聞かれない。ただ、施工不良は少なくない。

 

劣化した屋根瓦の最後の1列を塗装中だが、破風板がめくれあがっているのを見つけた。

破風とは切妻屋根の端の部分で、屋根を真横から見ると山形に見える部分のこと。

その最上部付近。本来なら右の板と左の板が中央でぴったりと重なっていなければならないのだが、施工時に間違って破風板を短く切ってしまったのだろう。

これは下から見たのでは気付かない。

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重なり部分がほとんど無いためリベット止めが不十分で、台風などの強風でリベットが外れてしまったのだろう。

この二枚は他が固定してあるので引き寄せようと思っても動かない。

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横から見ると浮き上がってしまっている。このままにしておくとさらにひどくなるので修理する。

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二枚の破風板の隙間の倍、25ミリ幅の鉄板を黒く塗って二枚の破風板の隙間に挿入、ドリルで穴明けしてリベット止めをする。

何かの役に立つと思って買っておいたハンドリベッターがあったので、それを使う。

二枚の破風板と挿入した鉄板をクランプして穴明け、リベット打ちをする。

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しっかり止まるように6本で固定した。

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これなら大丈夫だ。

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あとは錆びないようにペンキで塗装しておく。

大腸の内視鏡検査 一年後

「綺麗に治ってますよ。」

 

先生の言葉が神の言葉のように聞こえてきた。

お腹の痛みに耐えながら検査台に横たわっている僕の横で、モニターを見ながら先生は内視鏡を操作している。

 

それは去年の今頃だった。

ちっともよくならない下腹部の痛みに不安を覚えた僕はクリニックを幾つか受診した。それでも原因が分からず、主治医に紹介状を書いてもらって西尾市民病院を訪ねたのだった。

そこで見つかった大きな大腸ポリープ。

H先生は、「来てよかったですね。癌の一歩手前でしたよ。切除しましたからね。」と僕に説明した。

癌の一歩手前というのがどういう状態なのかは聞かなかったが、大きなポリープは癌化しやすいのだそうだ。

幸い切除した組織からは癌細胞は見つからなかった。

 

去年の大腸ポリープの写真。盲腸の近くらしい。緑の矢印の先がポリープ。

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内視鏡でポリープを切除した腸内壁。粘膜が切り取られている。

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クリップで縫合された腸粘膜。クリップは自然に取れて排泄される。

この手術が内視鏡で出来るのだから患者の負担は極めて小さい。昔だったら開腹手術しかなかったのだからいい時代になったものだ。

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そして一年後の今。きれいに治っている。

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H先生は「もう来なくていいですよ。定期健診で異常があったら来てくれればいいです。」と言ってくれたが、僕は嬉しくて2年後に再検査をお願いしますと言った。

 

 

きょう、宮本亜門さんに前立腺がんが見つかって、全摘手術をするというインタビューをしていた。

テレビ番組の検診で見つかったらしいが、幸いステージ2の早期癌。100%直る。

インタビューで宮本さんは「(癌を早期に見つけてもらって) 感謝しかない。こんな幸せな国に生まれて、自分の仕事で人に喜んでもらって・・。」

 

命に係わる病気から生還した、あるいは回復を約束されたものには、この世界は輝いて見えるに違いない。

金が何億あろうが(僕にはありませんよW)、いくら名声があろうが、健康無くして何の意味があろうか。

 

人は死を身近に感じて初めて人生の尊さに気付くのかもしれない。

インドア花見、まだまだできます

こんにちは。

 

昨日の雨と今日の強風で桜はだいぶ散ってしまったようですな。

近くの汐川桜も昨夜は7割がた葉桜になっておりました。

 

花見に行けなかった人には残念なことでしょう。

こういう時こそうちの出番です。

 

ミュージアム3階の写真コーナーには満開の桜があります。今夜さらに沢山飾り付けたのでかなり賑やかな桜になりました。

もちろん、ここでは弁当を広げたり酒盛りをすることはできませんが記念撮影はできます。

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ここなら雨が降ろうが、風が吹こうが暖かく落ち着いて花見ができるってもんです。

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三河工芸ガラス美術館の桜の見ごろはまだまだ続きます。

巨大万華鏡スフィアがアニメのロケ地に!?

これはあくまでもしもの話。(笑)

 

2020年放映予定の名古屋発アニメ「シキザクラ」のロケ地としてノミネートされたのだ。

 

先日、中京テレビの動画配信サービス「chuun」制作スタッフの方から電話が入り、アニメの制作風景の中で、ロケハン候補地選びで当館の写真を使わせて欲しいというオファーがあった。

どういうことかというと、アニメの製作スタッフが、アニメの中の高校生がデートする場所としてどこがふさわしいか検討しているシーンを撮影するにあたり、プレゼンテーションでうちの写真を使うというもの。

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候補地には紅葉で有名な香嵐渓や名古屋の夜景など複数の候補地があげられるが、三河工芸ガラス美術館もその一つにあげられたのだ。

 

うちよりも素晴らしいデートスポットはたくさんあるので、うちが採用されるかどうかは分からないが、もし、採用されたならすごいことだと思う。

 

僕もアニメの青春物は好きなので、もし決まれば出来るだけの協力はさせていただこうと思っている。