館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

エアーコンプレッサー配線

こんにちは。

 

コンプレッサーが到着したのは良かったのだけれど、電源コード、プラグが付属していなかった。

延長コード用に注文しておいた4芯コードとプラグも届いたのでこれを使って自分で配線をする。

気を付けないといけないのが三相200Vのコードは4芯で色分けされており、配置が決まっている。

コードの両端は芯の並びが対称になるのでプラグ側とコンセント側に分かれるわけだ。以前これを間違えてやり直した記憶がある。間違えると芯をねじってしまうのだ。

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取説を読むと「端子箱にコードを通し、端子に接続」と書いてあるのだがコードをどこから通すとは書いてない。

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通常、コードは配電箱の下から入れるのだが、ご覧の通りキャブタイヤケーブルが通るような隙間はどこにもない。

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箱の内側にもケーブルのスペースは無い。

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箱の上側には配線用と思われる丸いくぼみが二つあるが、上からケーブルを差し込むなんて考えられない。ごみや水滴が侵入するからである。

やむなく箱の横に手持ちのホルソーで穴を明けた。ここからケーブルを通すのである。

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通常穴にはグロメット(ゴム製のブッシュ)をはめ込む。コードを傷つけないためだが、そのグロメットが無いのでコードにゴム板を巻き付けた。

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巻いたゴムの部分を穴にはめ込む。グロメットの代わりだ。

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なんとか配線を終えたが、これだけの作業に90分もかかった。配線のしづらさは折り紙付きだ。

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それでも苦労してコンプレッサーの始動にこぎ着けた。

これが自動車減税? ふざけんじゃないわよ

こんにちは。

 

自動車税の減税が決まった。二日ほど前にインターネットニュースで書かれていたが、正式に決まったようだ。

中身を見てびっくりというか、やっぱりな、と言った感じ。

減税というにはほど遠いレベルで、しかも新車購入者だけだ。

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しかもその内容は表向きだけの減税で対象排気量によっては減税はほとんどないに等しい。新車を買わなければゼロだ。

税の理念は「みんなに公平に」じゃなかったのか。

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もったいないという心は日本人の美徳じゃなかったの? 物を長く大切に使うというのが日本の文化だが、こと車に関しては消費材で、どんどん新しいのを買って古いのは捨てろというのが日本の政治だ。

タバコもしかりだね。

健康に悪いのは医学的にも証明されているのに売り続ける。人の命よりも税収の方が大事という訳だ。

新エアーコンプレッサー着

こんにちは。

 

新しいエアーコンプレッサーが届いた。主にサンドブラスト体験に使うものだ。

ブランドはナカトミ。日本のブランドだが製造は多分中華。

本体重量は134kgあるのでフォークリフトが無いとトラックから荷卸しができない。

うちにはフォークリフトが置いてある。

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今までは中古で買った芙蓉商事のブラスターに付いていたマキタ製のコンプレッサーを使っていたのだがこちらの空気吐出量が毎分120ℓで、とてもじゃないが能力不足だったのだ。AC100Vで、大工さんがエアー工具を使う程度の能力なのだ。

直圧式サンドブラスターに使うと、初めの15~20秒くらいは何とか使えるのだが、そのあとどんどん空気圧が下がり(吐出能力が足りない)、一旦ブラストを中止してエアーを1分ほど溜めないと作業ができない。

それでも我慢して使ってきたが、思い切って新しいのを調達することにしたのだ。

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今回のコンプレッサーは三相200V、空気吐出量は毎分260ℓなので、今までの倍以上だ。

これならストレスなく使えるだろう。

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電源ケーブルとプラグは付属していないので、明日、それらの到着を待って配線するつもりだ。

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工房のサンドブラスター用コンプレッサーが故障した時に応急用にも使えるだろう。

ギネス申請

こんにちは。

 

東海テレビのディレクターさんから美術館開館当時の写真があったら送って欲しいという依頼があった。

今回の取材は注文が多い。(笑)

 

古い写真とは言ってもちゃんとアルバムに整理してあるわけじゃなく、撮りっぱなしの焼きっぱなしでまだ写真店の袋に入ったままだ。

デジカメなど無く、フィルム写真の時代だ。

昔の写真が欲しいと気軽に言ってくれるが、沢山の写真の中から当時の写真を探すのは容易なことじゃない。

 

まぁ、彼女(ディレクターさん)も一所懸命にやっているのだから協力はする。

 

開館当時、もしかしたらという思いで撮った一枚の写真。スフィアの前でその大きさを説明する写真だ。この写真を始め、数枚の写真を英国のギネス社に送った。

18年前のことだ。

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一月ほどすると、夜電話が鳴った。ギネス社からだった。

流ちょうな日本語で、詳しい写真と大きさが分かるビデオを撮って送って欲しいという内容だった。僕はすぐに詳しい写真とビデオを撮ってギネス社に送った。

それからやはり一月ほど経ってB4サイズほどの封書が届いた。2000年5月のことだ。

 

開封すると厚紙で出来た証書のようなものと、ワープロで書かれた手紙が入っていた。

手紙は英文で、当時あまり英語が得意でなかった僕は英語塾を営む友人に手紙を見せた。

証書はスフィアが世界最大であることを認めたギネスの認定証だった。

手紙にはギネス社の祝福の言葉が記されていた。

 

僕とカミさんは抱き合って喜んだ。

 

ちなみにギネスブックに載ったのは出版時期の関係で2年後の2002年度版ギネスブックだった。

1971 マスタングマッハ1 右クオーターの大失敗

こんにちは。

 

やっとのことで取り付いた左クォーターパネル。次の作業であるトランクパンの新品取付けに入ろうと思った矢先、異変に気が付いた。

右クオーターパネルである。2年ほど前に修復完了したのだが、何か違和感を覚える。ドアとクォーターパネルのラインだ。

 

定規を当ててみるとクォーターパネルのドア側からホイールハウスに至るラインが内側に曲がっている。

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ホイルハウス部分の出っ張り寸法を気にするあまり、サイドラインは気にも留めなかったが、ここは真っすぐであるべきのように思う。

オリジナルを測っておかなかったので今となっては確かめようがない。

 

こういう時、友達はありがたい。ちょっと遠いが静岡のUMさんとSNさんのマスタングを見に行くことにした。

こちらはSNさんのマッハ1。ドアとクォーターパネルのちりが合っていないが合わせればストレートになるはずだ。

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こちらはUMさんのマッハ1。こちらもちりが合っていないが合わせればラインはストレートだ。

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僕は間違いを犯したようだ。

 

どうするべ。

踏切遮断機開閉機製作2

こんにちは。

 

開閉機の台を黄色と黒の警戒色に塗る。黄色をベースに塗って黒のストライプをどうやったら綺麗に早く塗れるだろう。

筆で塗ることも考えたが綺麗に塗るのは難しいだろう。

やっぱりスプレー塗装が一番か?

 

黄色に塗った台をマスキングテープで巻き、黒く塗装する部分をカッターで切り取る。

この作業がとんでもなく手間がかかった。

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それを段ボールの上に並べ、艶消しブラックのラッカースプレーを吹き付けた。

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一晩経ったところでマスクを剥がしてみる。

綺麗にストライプが入った。筆塗りではこうはいかないだろう。

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右勝手、左勝手合わせて20個。

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明日から遮断桿(かん)の製作に入る。

1971 マスタングマッハ1 右クオーターパネル 仕上げパテ

こんにちは。

 

アルミパテの研磨がある程度完成したら仕上げパテに移る。

仕上げパテはプロが使うイサムのラクーダパテ120。

硬化剤と混合攪拌後、硬化開始までの時間が短いため素早く混合、パテ塗り作業を終えなくてはならない。

だから最初から沢山混合しないで、少量から始めた方がいい。僕はユーチューブ動画で何度も練習をした。

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まずはパテを塗る。いきなり仕上げをするつもりで丁寧に面を出しながら塗る。

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ま横から照明を当てて曲面の合わさるエッジを際立たせ、エッジがゆらゆらしないように磨く。

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パテは研ぎやすいと思うがサンドペーパーはすぐに目詰まりしやすく、頻繁に交換する必要があった。

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なかなかきれいなラインが出せず、その都度パテを塗り直しては研磨する。

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結局、都合6回のパテ塗り研磨を行った。

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ファーストバックのラインもオリジナルと微妙に違うため、なだらかなラインになるよう修正している。

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僕はシャープすぎるエッジは好きではないので、オリジナル同様の緩やかな稜線にするつもりだ。

 

ところでラクーダパテだが、使用期限は6か月だそうだ。

1年経った現在、ほとんど残っているのに捨てなくてはならない。

もっと小さな缶入りも用意していただきたい。