館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

パーキングブレーキインジケーター修復3

こんにちは。

 

オリジナルのパーキングブレーキインジケーターレンズは、わずかだが球面になっている。

このままだと接着に支障をきたすので、表面を平らに削る。

シルバーのベゼルと赤いレンズはしっかりはめ込んであって、分解できない構造だ。

無理に外そうとすればレンズを壊すしかない。ベゼルを付けたまま磨く。

その際、ベゼルを削ってしまわないようにベゼルにマスキングシートを貼って傷から保護する。

研磨に使うのは800番と1500番の耐水ペーパー。面が球面にならないように慎重に磨く。

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磨きあがったレンズ表面。ほとんどマスキングシートと面一になるまで磨いた。

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磨いても割れた跡は分かる。が、レンズは板バネを柔軟に保持する役目もあるので無くしてしまうわけにはいかないのだ。

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磨いたレンズ面に、前回作ったレンズを乗せ塩ビ用接着剤を合わせ面に流し込む。

レンズには上下が決まっているので傾いて接着してしまうと、ベゼルをダッシュパネルに取り付けたとき、文字も傾いてしまう。注意、注意。

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これが接着面。わずかだが、合わせ面が見える。ただし、正面からは分からない。

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ベゼルのメッキ部分をシルバーに塗装しようかとも考えたのだが、メッキのような仕上げにはならないため、今回はオリジナルのまま行くことにした。

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早く出来のいいレプロが発売されないかな?