館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

テールライトレンズの塗装2

こんにちは。

 

塗装の境目のマスキングはラインが美しく、またはがすときちぎれないようにプラ製の曲線用マスキングテープを使い、そのほかは紙のマスキングテープを使った。

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裏面も隙間なく紙マスキングテープで覆う。

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小さい曲線部分は浮きがないように丁寧に抑える。そして塗料の密着がよくなるようにアルミ露出部分をサンドブラストする。

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ミッチャクロンマルチを軽く二度吹きし、黒つや消しウレタン塗装する。

ウレタン塗装はマスキングテープ剥がし時、連れて剥がれないよう一度に厚塗りせず、薄く塗装を3度掛けした。

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塗装を終えたアルミベゼルとレンズを組み合わせる。表から雨水が車内に入らないようレンズとアルミベゼルの合わせ面に一周シリコンコーキングをする。

マスタングのテールライトの周りは防水処理が悪く、たいていの個体はここが錆びて穴が明いている。テールパネルに雨水が溜まらないよう配慮しないとだめだ。

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レンズとアルミベゼルを合わせたとき、シリコンがはみ出さないよう貼ったマスキングテープをはがす。

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分解時に残っていたダボをはんだこてで融かして固定する。

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これで完成だ。

マスキングと塗装にとんでもなく手間がかかるので、コストダウンのために73年型は塗装をやめたのだろう。