こんにちは。
美術館入り口アプローチのカラー舗装が始まった。
単なるアスファルト舗装ではなく、表面に石目調タイル柄の吹き付けをするのである。
まず、新しいアスファルトの表面を洗浄、脱脂した後、タイル模様のステンシルを路面に貼り付ける。
その上から特殊塗料を吹き付ける。
吹き付け後の状態。
塗料が乾燥してからステンシルを剥がすとタイル調の柄が現れる。
タイル模様の拡大。なかなか素敵だ。
ところが、ここでアクシデントが発生。
こちらの希望するカラーと業者がやろうとしている色目が違うのだ。
どうやら連絡のミスらしい。
今なら修正ができるというのでやってもらうことにした。
ふと、僕の設計士時代の先輩から言われた教訓を思い出した。
" 人を信用するな " だ。もちろんいい意味でだ。
僕の描いている図面を見たFさんが、「神谷君、ここの寸法間違いないか?これが間違っていると大変だぞ。」
僕が「大丈夫です。依頼者のNさんがそう言っていましたから。」というと、
「自分の目で確かめて来い。万一間違っていたら責任を取るのはお前だぞ。なにより会社に損害を与えるじゃないか。」
現場にはたびたび顔を出して工程を見るといい。現場の作業者と話をしたから今回の伝達ミスが分かったけど、間違ったまま完成したら泣きを見るのは自分だ。
業者に任せっきりは厳禁だ。