館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ショーウインドウガラスサイズの確認

こんにちは。

 

ジオラマのショーウインドウに使う低反射ガラスの寸法を確認している。

 

ジオラマに使うウインドウ用ガラスはジオラマをクリアに見ていただけるよう低反射ガラスを使う予定だ。

低反射ガラスとは通常の窓用板ガラスとは違い、緑の色が少ない特殊ガラスの表面に金属皮膜を蒸着して極端に反射を減らしたガラスで、文字通り周りの景色が反射しないので展示物がクリアに見える。

ところがこのガラス、非常に高価で通常の板ガラスに比べ8~10倍くらいの値段だ。

今回ジオラマ用に使うだけでも100万円近くかかる。

 

予想していたよりもはるかに高いガラスだった。

しかもこのガラス、年に1~2回ほどしか生産しないため、在庫がなくなると次の生産を待たなくてはならない。

これらの理由から、寸法間違いなどあってはならないのだ。

 

それでもこのガラスを使いたい理由は、なんといっても20年以上かかって制作したジオラマを、お客様に最高にキレイに見ていただきたいからだ。

高額な投資であるけれどやる価値はあると思う。

 

5mmのベニヤを短冊に切って計算寸法になるよう重ね合わせてクランプする。

それをガラス取付け窓に当てて、間違いがないか丁寧に確認する。

確認出来たら寸法図にチェックを入れる。

 

今週中には発注予定だ。