館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

キャッシュレス化のアクション その1

こんにちは。

 

きょうはキャッシュレス決済導入への行動第一弾として商工会議所へ相談に行った。

何をどう申し込めばいいのか分からなかったからだ。

 

4月のセミナーでは講師の声の大きいことと、高飛車な印象ばかりが残っていて肝心な導入方法が消化不良のままだったのだ。

 

 

商工会議所の担当の方が3人もやってきて、とにかく親切に教えてくれた。担当者も分からないことは後で業者に問合せしてくれるという。

商工会議所をこれほど心強く感じるのは初めてだ。

 

当館のキャッシュレス導入の目的は外国人観光客の誘致、特にアジア圏からのお客様だ。

そのためにはアリペイやウィーチャットペイが扱えること。さらにはインターネットにつながる環境と端末が必要とのこと。

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昭和生まれの僕にとって最近の世の中の進歩についていくのがやっとなのだが、ボケ防止のつもりで頑張ろうと思う。(笑)

世はキャッシュレス時代?

こんにちは。

 

今年は外国人観光客を誘致するために館内の多言語化とキャッシュレス化を進めようと思っている。外国人観光客は現金をあまり持ち歩かないと聞いていたからだ。

 

今から2か月ほど前、商工会議所でキャッシュレスのセミナーがあり、参加した。

80名ほどが入れる会議室はほぼ満席でキャッシュレス決済の関心の高さがうかがえる。

 

セミナーは講師のいきなり大声のハイテンションで始まった。

講師はスマートホンのQR決済でポイントがたまり、QR決済を使うことで年間数万円分の得になるという。

知識の差は所得の格差につながり、キャッシュレスを導入しない商店は生き残れないとまで言った。

「現金しか扱わない商店には誰もいかなくなりますよ。皆、ポイントが欲しいに決まってるじゃないですか。」

「キャッシュレスを導入するかしないかは生きるか死ぬかと同じことなんですよ!」

「早くしないと大変なことになりますよ。」

聴講者をあおるようにセミナーは続いた。

 

実際うちのカミさんもスーパーで買い物する際にポイントをくれる日やサービスデーなどを選んで買い物をしているようだ。ただしそれは同一の店で買い物の日を選んでいるのであって、A店でもB店でもポイントさえもらえればそちらに行く、というものではないのだ。

生鮮食品ならA店、総菜ならB店というように買うものによってお店を決めている。鮮度や味付けが違ったりするからだ。

 

 

セミナーの内容をそのまま受け入れない僕の癖だ。

ゴールデンウイークの最中に来館するお客様にこんなアンケートを取ってみた。

キャッシュレス決済、QR決済を使っていますか? 使ってみたいと思いますか?というものだ。

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結果は‥、期待とはだいぶ違った。上の写真はアンケート結果を記したものだが、

QR決済を使っている・・・33組 ( 組とはカップルやグループ連れ )

持っているが使わない・・・7組

使わない(持っていない)・・・249組

実に86%もの人が使わない、あるいは使うつもりはないと答えたのだ。

 

当館もクレカは使えますか?と聞かれることはたまにあるが、ペイペイは使えますか?などと聞かれたことは一度もない。

 

こんな質問もしてみた。

「現金しか扱わないコンビニの前にいます。500メートル離れたところにキャッシュレスのコンビニがあったらあなたはそちらののコンビニに行きますか?」

答えはほとんど「いいえ」だった。

 

もちろんこの結果は当館独自で行ったものであり、これだけで世論を示すことにはならないかもしれないが、大衆のキャッシュレスの意識は低く、キャッシュレス化の土壌は醸成されていないようだ。

実際、このキャッシュレス化を一番望んでいるのは客ではなく、財務省と聞く。金の流れを透明にして税金のとりっばぐれをなくすためだ。

 

 

話を戻すが、お客様はポイントだけでお店を選ぶような単純な購買行動はとらない。

キャッシュレスにしないと生き残れないような店は何の長所も持ち合わせていないのであり、そういう店はキャッシュレスにしたところで早晩なくなるであろう。

 

当館は外国人観光客誘致を目標にしているのでキャッシュレスは進めるが、地域のお客様を相手にする商店は焦る必要はないと考える。

 

「地域ぐるみでキャッシュレスにすれば他の地域からお客様が大挙して訪れますよ。」

 

そんなに甘くはないと思うよ。

1971 マスタングマッハ1 ボデーの測定

こんにちは。

 

レストアで大事なのは元通りの寸法に組み上げること。

とはいえ、オリジナルだってそんなに正確じゃない。

ここで組付ける前に現状を把握しておく。

 

このためにレーザーレベルを購入した。レーザーレベルとはレーザー光線を利用した墨出し器(水準器)で、土木、建築現場では欠かせないアイテムだ。

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実際に測ってみるとリヤガラスの幅で4ミリほど左に傾いていることが分かった。

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これは車のひずみではなく、地面とジャッキスタンドを含めた傾きなので、車体の各部が同じ角度で左に傾いているのなら問題ないわけだ。

 

測定部位を色々変えながら測定する。

おおむね同じような傾きであるのでまずは一安心だ。

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オリジナルの組付け不良も見つかる。(笑)

踏切警報機の点滅回路

こんにちは。

 

このところ教室や来館者の受付の合間に踏切警報機の点滅回路を作っている。

踏切警報機の二つあるLEDを実物のように交互に光らせるのだ。

 

あいにく警報機のLEDを交互に点滅させるような基盤は市販では見当たらなかった。そこで思いついたのが市販されている単純に一つのLEDを点滅させる回路。

LEDの代わりに2回路2接点のリレーを駆動することで電流の方向を切り替えることに成功。(成功というほど大げさなことではないけれど)

たった1本のハーネスで交互に光らせることができた。

 

作るのは踏切の数の7個。故障時の予備を含めてあと3個作るつもりだ。

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青い基盤は中華製。安いのが取り柄だが、信頼性は未知数。とはいえ、今どき中華製以外で物を作ろうとすると何もできやしない。

遮断機と同じ5ボルトの電源で駆動する基盤を探したのだ。

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交互に点滅する間隔は1秒に調整。この調整がとても難しい。

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これでなんとか警報機の動きは満たされた。ずいぶん悩んだんだ。

 

ほっと一息。

海外から見放された日本市場

こんにちは。

 

きょうのインターネットニュースに「海外ブランドの東京モーターショーへの不参加相次ぐ 10年ぶり 」というのがあった。

僕は少なからずショックを受けた。

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東京モーターショーと言えば高度成長期の日本を象徴する花型イベントで、外国ブランドの高級車やスポーツカーが多数展示され綺麗なコンパニオンたちが華を添えていた。

僕ら庶民はいつの日かあんな車に乗れたらいいなぁ、と心ときめかせたものだ。

 

海外ブランドが出展しないということは日本市場に魅力が無いからだ。

かくいう僕も今の日本車で乗ってみたいと思える車は一部のマツダ車とホンダのNSXくらい。

道を埋め尽くすエコカーハイブリッド車には興味がわかないのだ。

 

きょう休館日でマスタングのレストアをしている僕のところへ休憩時間になった庭師さんがやってきて、こんなことを言った。

「楽しそうだねぇ。 いいよなぁ、このころの車は。自分でいじって楽しめるもん。」

 

庭師さんは元エンジニアで、僕と年代が近いためマスタングのこともよく知っている。

「今の車、つまんねえよなぁ。自動ブレーキやオートクルーズで至れり尽くせりはいいのだけれど、全部コンピューター制御で素人の手には負えない。なんか、温かみが無いというか、つまんねえよなぁ。」

 

彼の嘆きはよく分かる。出来すぎていて機械らしさが感じられない。

アクセルもモーター制御ではなく、ワイヤーによるダイレクト制御がいい。

 

若者の車離れはますます進む。

子供会のバーベキュー大会

こんにちは。

 

きょうは富山町子供会のバーベキュー大会が富山神明社であった。

毎年の恒例行事だ。子供会のドッジボール大会の後に行われる。

無料とあって沢山の子供たちと親御さんが集う。

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子供の数は250人くらい、大人を入れると500人は超えていただろう。

バーベキューを焼くのは子供会の役員さんたち。

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鉄板は4台用意した。

牛肉と豚肉を一緒に焼く。すると両方のうまみが合わさってとてもおいしくなるのだ。だから家でも牛と豚を一緒に焼くことにしている。

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横縞模様のズボンの男性が今年の子供会会長さん。

若いお父さん、お母さんたちと子供が沢山いるというのは村が栄えている証だ。

西尾市の中でもこの矢田校区は人気があり、たくさんの人たちが転入してくる。

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町内会から子供会に助成金を拠出している関係で、僕たち役員もご招待を頂いた。

参加は自由だけれど、こういうものは参加することに意義がある。子供会からいろんな相談を受けることもあるのだ。

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僕たち役員は子供の頃の昔話に花を咲かせる。子供の頃の思い出があるから大人になっても故郷をいとおしく思うのだ。

 

子供たちのためにもっともっと村を良くしていきたい。

1971 マスタングマッハ1 右クオーターパネル先端部修正2

こんにちは。

 

前回作った小さなパッチをクォーターウインドウ先端部に当てる。この時オリジナルと同じ寸法になるようメジャーで確認する。

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正面から見るとこんな感じだ。曲げの角度がぴったり合うようにする。

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それではいよいよ溶接開始だ。

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溶接するパッチは求める形状ピッタリに作ってはいけない。なぜなら端っこの溶接は融け込みやすく、どうしても小さく仕上がってしまうからだ。パッチは大きめに作り、溶接後に削って求める形状に仕上げる。

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こちらがオリジナルと同等の形状。サンダーで仕上げる。

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先端部はこれで良しだ。