館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

デイサービス!?

こんにちは。

きょうも忙しい一日だった~。

午前はステンド教室、午後から38名の団体体験だ。 ここ最近、午前の教室の後、昼一番で団体体験、という構図が続いている。

12時にステンド教室が終わった後、早速体験準備に。12時15分頃、先にカミさんに昼食を摂らせる。

僕が体験準備をしていると、「お先にー!」と言ってカミさんが帰ってきた。昼食に行ってまだ15分くらいしか経っていないのに。 ちゃんと食べたんだろうか?その間に僕の昼食も作ってくれているのだ。

体験スタートは1時15分の約束だが、ご一行様はなんと12時50分頃やってきた。

見ると、ご老人ばかりだ。「うわっ!きょうは戦争みたいになるぞ。」

 

僕も昼食は早々に切り上げて体験教室へ向かう。

予定の20分前だがもう始まっている。急いで説明にかかる。

 

きょうは某市の市民館のサークル仲間。御歳70後半から80代の後期高齢者の方々だ。 興味を持って聞いてもらえるよう、冗談も取り混ぜながら丁寧に説明する。

皆さん、フンフン、そーかー、なるほどね~、などと相づちを打ちながら聞いて下さる。ちゃんと伝わったようだ。

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ところがいざスタートすると、

「お兄さん、ここどうやるの?」「どっち向きに貼るの?」「ほぇっ、これでいいのかえ?」

あちこちからお声がかかる。

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説明がまるで伝わっていないのだ。ある程度予想はしていたが。

ちょっと~!」、「次はどうするの?」、「これ、切れてるかしら?」「反対に貼っちゃった」、「できん!もぅ止めた!」、挙げ句の果ては「あんた、やって!

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カミさんは誰かのカットをしてあげている。本来、やらないことになっているが、何ともならない。僕もカミさんも半ばパニック状態。

付き添いの職員さんが4人いるが、彼女たちは自分が体験に夢中になってしまい、ご老人たちのことなど眼中にないのだ。

困ったものだ。基本的には職員さんでケアして頂くことになっているのだが・・・。

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なんだか、デイサービスの様相になってきた。

この様子に、僕もカミさんもパニックを通り越して笑えてきてしまった。

 

だが、どんな出来事にも必ず終わりはやってくる。

終わった~。( ;∀;)

 

帰り際、おばあちゃんたちが、

「たまにゃ、手と頭を使わにゃいかんね。なんだか若返ったみたいだがね 。^ ^」

といって、皆さん喜んでお帰りになった。

 

台風一過。 椅子にどべっと座った僕とカミさんが残った。(笑)

 

恐るべし、老人パワー !!