館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 トランクパン4

こんにちは。

トランクパンは大きいので一度に外せない。4回くらいに小分けして外していく。新品を取り付けるときはテールライトパネルを外さないと入れられない。

 

板金物を分解するときにはたいていスポット溶接を外す必要が出てくる。

最近のスポットは径が小さい。レプロのテールパネルやドアを見るとスポット径は4~5mmである。それに対してマスタングなどこの時代の車はスポットの径が7~9mmくらいと大きく、中には長円になったものもある。

こうなるとスポットカッターではスポット溶接が切り離せないことがある。そんな時に役に立つのがベルトサンダーだ.

ベルトサンダーでスポット溶接部を削ってしまうのだ。

 

スポットカッターでうまく溶接部が切り離せると気持ちが良い。カッターで削っていくとそのうち溶接が離れた感触がある。「パシッ」とか「プスッ」といったリアクションがある。

そのあとステンのスパチュラ(金属へら)を隙間に差し込んで完全に切り離すのだ。

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ホイールハウスとのスポットも外して、ついでに誰かが付けたへこみも直しておく。

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さあ、いよいよトランクパンが外れる。

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動画はこちらで。

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本来ならここで新しいトランクパンを取り付けるのだが、もう少しこのままにしておいて、クォーターパネルの部分交換をする。

トランクが無い方がその作業がやりやすいのだ。