館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 パワーウィンドウガラスのガタ

こんにちは。

 

このところ昼間はまだまだ暑いものの夜はずいぶん秋らしくなった。これから僕の大好きな秋が始まる。

 

さて、きょうはマスタングのパワーウィンドウのお話だ。

僕のマスタングのドアガラスは運転席側も助手席側もガタがあった。ガラスの開け閉めの途中で止めて、ガラスを手でつかんで上下に引っ張ったり押したりしてみると、5~6センチほどガラスが動く。本来の遊びは少しなはずだ。

ウインドウレギュレーターのリンクのガタかと思って東和自動車さんに聞くと、

「神谷君、そりゃあモーターのトルクピンが潰れとるんだわ。いっぺん、モーターを分解してみやぁ。」

 

これがオリジナルのパワーウィンドウモーターだ。右下にあるギヤでレギュレターのアームを上下するのだ。このギヤのカバーを外してみる。

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真っ黒なグリスに混じってなにやら固形物がある。

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ギヤを抜いてみると中にはおむすび型の空洞があって、破片のようなものがいくつもある。

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これらも掻きだして全て取り出してみよう。

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丸いカップのようなものが出てきた(右上)。その下はギヤの裏側だ。カップとギヤの裏側を組み立てると円形の空間が3つ出来る。そこに何やら入っていたのだ。

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その何かは粉々に砕けてしまっているが、それがトルクピンなのだ。

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トルクピンはこんな円筒形のプラスチックだ。

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このパーツでモーターのトルクを伝達するわけだ。よってトルクピンってか?

 

これを交換すればカップとギヤの隙間が無くなってガタは無くなるはずだ。