館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

松の消毒

こんにちは。

 

先日の庭師さんの剪定の時に大将から松が病気だと告げられた。

僕も去年の夏の剪定の後から松の元気が無いなぁと思っていたのだ。肥料が足りないせいだと思って種かすと化成をどっさりやったのだが元気がないままだった。

 

「多分、池庭の松の病気がうつったんだわ。消毒をやった方がいいな。」と大将。

「それじゃ、殺菌剤をやる?」と僕。

「いや、合剤の方がいいと思うな。殺菌剤じゃ多分効かんわ。」

「大将、やってくれる?」

「ちょっとやっとれんのだわ。自分でやって。30倍でいいと思うよ。」

 

なんだよ、庭師さんがやってくれないのかよ。もっともたいてい庭師は消毒はやらない。

 

てなわけできょうやることになったのだ。

消毒がなぜイヤかと言うと、なかなか消毒に適した条件がそろわないからだ。

まず、風が無いこと。これが一番難しい条件だ。一年を通して無風の日なんて数えるほどしか無い。

しかも早朝か夕方のほんのわずかな時間だ。

二つ目は気温が高くないこと。日中は薬害が出やすいので避けた方がいい。

三つめは葉が濡れていないこと。消毒後半日以上降雨が無いこと。

などだ。

 

天気予報では明日は雨。きょうに賭けて、エンジンの手入れをする。案の定エンジンがかからない。10年以上使っていないので燃料タンクが錆びてガソリンの通路が詰まっていたのだ。

 

「今なら風が無いよ!」

夕方になってカミさんが知らせに来た。

「よしきた!」わずかなタイミングに賭けてすぐに着替える。カミさんもモンペに着替えている。

カミさんの実家は農家だったのでこういうことは平気だ。助かる。

エンジンポンプに消毒散布用ホースリール、ノズルやタンクなど、庭の手入れ用に義父が買ってくれたものだ。

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ホームセンターて買った石灰硫黄合剤の10リットル容器。一般家庭で10リッターなんて使う機会はまず無いだろう。

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これを30倍に薄めて散布する。2リッターで60リッターの薬液を作った。

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高い枝はなかなか届かないがやっとの思いで散布。上の方は風がある。

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散布は上からだけではダメだ。カイガラムシなど下から散布しないと効かない。

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合羽を着て活性炭マスクに防曇ゴーグル、完全武装で作業に当たる。防曇ゴーグルだけどどうしても曇ってしまって見えなくなる。

 

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作業時間は1時間半に及んだ。

時々エンストするエンジンポンプを始動するのに難儀した。

 

多分、明日は右腕と肩の筋肉痛だ。(笑)