こんにちは。
今回はクォーターポスト表板の反対側の曲げ金型を作る。
友人の鉄工所から大型のH鋼の端材を買ってくる。H-400X200というやつだ。
フランジ部をポストのカーブに切る。ディスクサンダーの切断砥石で少しずつ切っていくのだが、板厚が13mmあってディスクサンダーで切るのはこれが限界だろう。
砥石が食いついてサンダーが急に引っ張られたりしてかなり危険だ。
長さが足りないので鉄板を継ぎ足す。裏面は開先をして、
炭酸ガス溶接。
表面はTIG溶接。スパッタ―の無い綺麗な溶接だ。
オリジナルから採ったテンプレート(塩ビシート)をあてがう。
曲げ型は表板の鉄板厚み分小さく作らねばならない。型シートをずらして小さく線引きする。
鉄板の厚さはオリジナルよりちょっと厚めの1.2mmを使っている。強度アップのためだ。
表板の反りの部分の当て金を継ぎ足す。
まずは仮止め溶接。
オリジナルの角度型を当てて角度を見る。溶接で縮んで角度が小さくなるので大きめの角度にしてある。この辺の判断は難しい所だ。
本溶接をする。
型を当てると思った通り角度が小さくなっている。
Rに削る前に直角にする。
肉厚の足りない部分はフラットバーを溶接して継ぎ足す。
さあ、Rに削るの開始。
反りかえりの部分。ここは難しい形状だ。
最初は大まかにディスクサンダーの切断砥石で肉をそぎ落とす。
その後グラインダーで仕上げていく。
肉厚が足りないのでさらに継ぎ足す。
こんな感じに仕上がった曲げ型。
ポスト下の部分。複雑なプレスカーブで作りにくそう。肉を追加して仕上げる。
次はいよいよ曲げにかかる。