館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

Dynacorn フルクォーターパネルライン修正3

こんにちは。

 

同じブランドの製品とは思えないくらい合わないDynacorn製ドアとクォーターパネル。

今回はマスタングを印象付けているフロントからクォーターにかけて流れるライン、出っ張り部だ。ドアとクォーターパネルの上下を合わせると中央付近はこんなにずれる。こんなのカッコ悪くてダメだ。

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中央の出っ張りを合わせても山の形がこんなに違う。

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今回、ドアに合わせることにした。ドアのライン修正が難しそうだからだ。まず型を取る。

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紙の型から木のプレス型を作る。

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次にドア側のラインを取る。

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ラインに合わせて木型を切る。

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出来上がったオス型とメス型。

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木型でクォーターパネルを挟み、バイスで思いっきり締め込む。

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山の部分は硬く、これ以上の修正はムリだ。

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それでもここまで揃った。

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ここまで来ればオリジナル並みだが、仕上げはドア側のライン調整でやってみようと思っている。

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本当に手がかかる。

近くにレストア屋がいるのならプロに任せた方が得かもしれない。かかる手間を賃金に換算したらえらいこっちゃ。