館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

富山町の秋祭り 2020

こんにちは。

 

今年は古くなって色あせた幟を新調した。

町内の住民からの寄付が集まり、幟だけでなく竿や幕、提灯といった飾りつけにする物一式を新品に換えた。

きょうは朝から町内の役員、社寺係、班長さん総出で準備にかかった。

昨日までの雨が上がり、砂利敷きの地面が乾いてきたため幟立ての準備だ。

竿を横に寝かせて幟を竿に通す。幟についている竿を通すための輪っかを「チチ」というんだそうだ。

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幟竿の先端には竹で作った横竿と松葉などで飾りつけをする。このやり方を知っているのは代々富山町で生まれ育った重鎮さんだ。

こういう場に出て若い衆にもぜひ覚えてもらいたいものだ。

 

今年は新調した竿が太くて飾りつけに使う太い孟宗竹が手に入らなかった。竿が太すぎるのである。そこで重鎮が考えたのが下水用塩ビ管。それに水性塗料で古竹のように塗装した。

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竿の先端に飾りを差し込む。竿が今までよりも二回り太くなったので重い !!

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ハンドのロープを引っ張って皆で竿を起こす。事故にならないよう緊張の瞬間だ。

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もう少し・・。直立させて礎にボルトを通せばひとまず安心。最近では立てたままにしておくアルミパイプを使った竿もあるらしいが、風情でいえばやっぱり木の通し柱がいい。

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神社幕も新調。気持ちがいいね。

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出来上がりをしみじみ見る総代。(麦わら帽子)

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だけど今回の祭りはコロナ対策により、露店やビンゴゲームなどのイベントは全て中止。参拝だけの寂しいものとなった。

 

せめて役員だけでも祭りを祝おうと、社寺係と役員で拝殿に上がり、祝杯を挙げた。

祝杯はよく冷やしたビールだ。

 

楽しかったな!! ^ ^