館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

熱田さん初詣 神楽の舞

こんにちは。

 

🎶 やさしい~ 杜には~ 神話が~ 生きてる~ 🎶

 

神宮の公式サイトに境内での写真撮影は控えましょうとあったので、この鳥居の中は写真撮影は止めた。

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本宮右横の授与所で受付を済ませ、玉串を受け取るとその奥にある神楽殿に入る。八方ふさがりだった去年もここでお祓いを受けた。ただし、5月だった去年のお祓いとは人出がまるで違った。

楽殿のホールに入ると私服の参拝者のほかにダークスーツのビジネスマンらしき殿方が大勢待っている。

去年も感動したが、さすが天下の熱田さん。建物が素晴らしい。全てが巨大で神々しく、威厳に満ちている。

空調はしっかり整っていて、こんな寒い日でも快適だ。

 

しばらくすると案内の巫女が現れ、ご祈祷の間に通された。神聖な場所なので写真撮影やビデオ撮影はお控えくださいと念をおされる。

中は300人はゆうに座れる広さがあり、天井は高い。

 

やがて雅楽奏者が3人入場し、厳かな雅楽が始まった。生演奏で聞けるなんて。

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宮司祝詞が終わると、煌びやかな装束をまとった巫女が二人、鈴を持って現れた。

名古屋市内の会社が新年の神楽を奉納したようで、一般の僕たちも一緒にその神楽の舞を拝見する幸運に恵まれた。

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(ネットよりイメージ)

雅楽演奏に合わせて舞が始まる。

二人の巫女の舞いはゆっくりとした動きながら滑らかで息はぴったり合っている。荘厳のなかに優雅さを湛え、それでいて清楚だ。

これぞ神に捧げる舞だ。

まるで劇場で見ているかのような美しい舞に皆言葉を無くして見入っている。

お祓いが終わって神楽殿の外に出た時、カミさんが

「渋滞で入場を待っていた時はもっと後の日に来れば良かったと思ったけど、神楽の舞を見せてもらってきょう来てよかったと思ったわ。待った甲斐があった。」と目を細めた。

僕も同じことを思っていた。

 

最近では「神対応」とか「神ってる」などという言葉が気軽に使われるが、ここに来ると神様は決してそんな安っぽいものではないとあらためて思う。

神様とは人知の遠く及ばない崇高なものだ。軽々に語ってはならない。