こんにちは。
明日から(明けてきょうから)お盆。接客の合間を見てカミさんが仏具磨きをした。
去年と同じ液体磨き剤を使う。主成分はクエン酸らしい。真ちゅう製の仏具を数分間液に浸けて軽く磨くだけの簡単な作業だ。
一昨年まではピカールというコンパウンドの入った金属磨き液で磨いていたのだが、これがなかなかの重労働。一人かかりきりで1日がかりだった。
左前が磨く前、その右隣りが磨いた後。白っぽくなってこれが元々の色だろう。
ただ、この液体磨き、良いことばかりではない。
コンパウンドが入っていないので艶は出ない。表面の酸化物が取れるだけなので研磨はしないのだ。
それともう一つ、酸で溶かすので使っているうちにだんだん真鍮の肉厚が薄くなっていくらしい。その点はコンパウンドも同じだと思うのだが、より早く進むと言ことだろう。
磨きあがった仏具。レリーフの中まで磨けている。コンパウンドではレリーフの溝に粉が残って汚くなったものだ。
明日からご先祖様をお迎えする。
久しぶりにおふくろとゆっくり話でもしてみようか。