館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

配線の間違い修正

こんにちは。

 

今日はマスタングの先生は一日かけて配線の間違いを修正してくれました。

 

僕がマスタングのレストアをお願いした名古屋市のセントラル・サービス・ステーションは実にひどい整備工場で、まともな整備などできない会社でした。

いま、実名で語りますが、この会社が今は無いからです。

会社のあった場所は今は更地になっていてありません。つぶれたようです。

従業員は80過ぎの高齢者ばかりで工場長などは90歳でした。

 

支給した部品は無くすし、新品のマフラーも無造作にアスファルト舗装の上に置く始末。ですからパーツはどれも傷だらけです。

極めつけはブレーキやサスペンションがまともに組めないこと。

左右間違って取り付いていました。

セントラルを知る知人の話だと、あちこちからのクレームがあまりに多くて資金が回らなかったようです。

 

僕のマスタングもエンジンルームから煙が出るし、ダッシュボードの裏からも発煙しました。

以前動いていたタコメーターも動かなくなってしまいました。

 

先生はボンネットとダッシュボードを外し、丹念に配線をチェック。

最初はオリジナルと違ってタコ足だらけ。電線の色も適当な電線のつぎはぎだらけで色が分からず、つながりを確認するのにずいぶん苦労したようです。

ダッシュボードの裏の配線など無茶苦茶で間違いだらけだったそうです。

 

最もひどいのは電線の接続が撚ってあるだけ。ビニルテープによる絶縁もしてありません。

こんな危険なこと素人でもやりませんよ。

裸線がボデーに触れたらショートして火災になりかねない危険な状態でした。

 

通常は圧着端子による接続とビニールテープ、もしくは熱収縮チューブで被覆します。

 

おかげでタコメーターはちゃんと動くようになりました。

流石に先生。一日で調査と修復を成し遂げました。

 

セントラルは「支給されたハーネスキットはちゃんと使って配線したよ。」

大ウソを言いました。