館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

収穫の秋と秋の空

こんにちは。

 

午後3時半ころだ。突然、隣の田んぼに轟音が。

稲刈りが始まったようだ。

今年は長雨で稲の生育はどうだったんだろう?ただ、台風が来なかったので稲は全員立っている。

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昔は稲刈りと言えば鎌を使い手で刈っていた。だから稲刈りというのだが、腰をかがめかなりの重労働だった。その割に実入りが少ないので若者の離農が深刻だったのだ。

今はコンバインという機械のおかげで、2反ほどもある田んぼをわずか20分ほどで刈る。オートメーション化のおかげで今では農業を目指す若者が増えている。

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その昔は家族総出で丸一日はかかっていたんだ。

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あれよあれよという間に刈られていく。

コンバインはすぐに脱穀して藁は短く切ってそのまま田んぼに散らし、肥料にする。だから昔のように稲を逆さにして干すはざかけという作業はしない。

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脱穀した籾はすぐにコンバインからパイプを伸ばしてトラックに移送。省力化だねぇ。

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どこからともなく烏が何羽かやってきて虫なのかもみなのかをついばんでいる。

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営農さんの許可を得て稲を一束刈らせてもらった。

" となりの田んぼ " は我が家の田んぼだが、無断で稲をもらったら泥棒になる。ちゃんと断りを入れる。

頂いた " 実り " を神棚にお供えした。日頃の感謝だ。

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今年は台風の影響が少なかったことで松がひときわ美しい。

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ミュージアムショップ前の一本松の葉が屏風絵のように房になっていてきれいだ。

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全体の姿も美しい。美術館に来たらこんなところにも注目してください。

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夕方、外に出ると美しい夕暮れの空が。淡い紫色をしている。

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この色がiPhoneで出せるかどうか。

天高く馬肥ゆる秋、だ。

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西の空を見上げると、折れそうな月と金星、そして写真には写っていないが東の空には木星が輝いている。

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月齢は1.7だそうだ。

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きょうは、自然をいっぱい感じられて楽しい一日だった。

 

僕は田舎が大好きだ。

屋根瓦足場の修理2

こんにちは。

 

日中はまだまだ夏のような気候が続いているが、空気はカラッとしてとても過ごしやすい。

真夏の酷暑下と違って今は塗装に適した季節だ。

こんな気持ちのいい時期は屋根瓦の塗装を早くしたい。それには足場を早く直さなくてはならない。

ボロボロだった峰の引っかけ部。

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昨日、きょうとベニヤをカットして塗装をしている。

塗料は前回と同じ油性シリコン系塗料。2度塗りで、耐久性はいいはずなのだが、木に塗って雨ざらし直射日光にさらされ続けたらよくもって4年だ。

多分、素材のベニヤ自身の糊が熱で劣化して剥がれてくるのだろうな。

もう、いつまでもやってられないので今年中にはけりを付けて足場は下ろしたい。

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明日には乾燥して取り付けられるかしら?

小川富之君のこと

こんにちは。

 

名城大学時代の同級生に小川富之君がいた。

自宅は名古屋市南区呼続(よびつぎ)にあった。たしか、お姉さんと妹の3人兄弟だったと思う。

コーヒー通で当時は珍しく自分で豆からドリップするくらいコーヒーが大好きだった。

 

僕らはあまり勉強をしない学生だった。

みんなアルバイトをし、車につぎ込んだり、オーディオにふけったりしていた。

だから試験の時など、授業のノートを回しあって何とかしのいでいた。

友達の中に頭のいいU君がいて、彼が試験前にみんなを集めて分からないところを教えてくれた。

 

その小川君だが、卒業を目の前に単位が足らずに落第してしまった。

就職先が決まっていただけに彼の落胆ぶりは尋常でなく、正門の坂を上がったところにある縁石に頭を抱えて座り込んでしまった。

僕らだってぎりぎりセーフの卒業だったので、彼の落胆ぶりは身に染みて感じた。

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その彼が次の日、突然死んでしまったのだ。

訃報を聞いた時、落第を嘆いて自殺したのかとも思ったが、就寝中に嘔吐し、嘔吐物をのどに詰まらせた窒息死だった。コーヒーを飲みすぎて胃を荒らしていたのかもしれない。

僕たちはその朝、何人かで彼の自宅に駆け付けた。

僕は冷たくなった彼の額に手を当てて、本当に死んでしまったことを感じた。

 

僕が心残りなのは、彼のことはそれっきりなのだ。誰も彼の葬儀には参列していないし、墓参りさえしていない。

一度墓参りをしたいし、もし、彼のお母さまがご存命なら訪問してみたい。ご姉妹にも一度ご挨拶して当時の話を伺いたいと思うのだ。

これは45年近く経った今でも毎年思うことなのだ。

 

呼続もずいぶん変わってしまって当時の様子とはまるで違うだろう。

もう、彼の家さえ覚えていない。

だから情けないことにいまだにその思いを遂げられずにいる。

 

どなたか小川君のご家族をご存じでしたら、このことをご家族にお知らせ願えませんでしょうか?

屋根瓦足場の修理

こんにちは。

 

確か、屋根瓦の塗装を始めたのが2017年の11月なのでかれこれ4年になるわけだ。

もちろんその4年の間に一通りは塗れたわけだが、なんと早くも塗装が剥がれてきた。

特に南側の塗装が剥がれている。

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実際は3年ほどで剥がれを見つけ、そのあと2回目の塗装を続けてきたのだが、なかなか塗装の機会がなく、まだ塗装しきれていない。

 

剥がれているのはどうやらシティー瓦に割れやひどい劣化があって、僕がガラスファイバーとハケ塗りシーラーで補強したところだ。

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ハケ塗りシーラーは自動車板金用なので瓦用の塗装と相性が良くなかったのかもしれない。とはいえ、今更どうしようもないので2度塗りをしているわけだ。

 

涼しくなってきたのでそろそろ塗装を始めようと思っていた矢先、足場の一番上の峰に引っかける部分が風化して壊れ、危険な状態になっているので修理しなくてはならない。

塗装した表面の板がはがれ、

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もう、バリバリだ。

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ベニヤの板と板の接着糊が劣化して剥がれ、パイのようにベロベロだ。

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スリムビスは風雨にさらされてサビサビ、外そうとしたら折れてしまった。

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屋外に使用するビス類は原則ステンレスにするべきだ。

休日だけど・・

こんにちは。

 

最近、本当にむなしく感じることがある。

なかなかやりたいことがはかどらない。なのに一日があっという間に終わってしまう。

休日にはやりたいこと、やるべきことを箇条書きに書いて臨むのだけれど、一つを処理するのにやたら時間がかかったり、予想外のトラブルで時間をとられたり。

結局何も成し遂げられないまま一日が暮れていく。

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仕事がはかどっているときは気分も軽く、何事にもポジティブになれるのだけれど、なかなか思うように進まないと、つい愚痴というか、焦りが出てくる。

これが若い頃なら時間がたっぷりあるのでさほど気にもかけないだろうが、60も後半になると先が見えてくるだけに一日一日が惜しくなる。

 

欲張りなのかな、実は。

草原作り2

こんにちは。

 

美術館受付の合間を見つけて昨日のジオラマの続きをした。

フェイクモスシートを貼り付け場所の寸法に切って貼り付ける。

接着剤はもちろん発泡スチロール用の接着剤だ。発泡スチロールを溶かさない。

モスシートの足りない部分はあとで何とか考える。

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法面には切れ込みを入れて斜面に合わせて貼る。

開いちゃった部分には後で同じモスシートの切れ端を貼る。

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次は2つの線路に挟まれた原っぱを草地にする。ここは子供たちが遊ぶ広場にしても面白いかもしれない。

こちらはフェイクモスシートとは違うジオラマ用の素材。モスとは色合いが違う。

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道路の縁石を作る。

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子供たちを遊ばせるならガードレールや柵がなくてはいけないな。

 

こんなことを考えながら作っているときが楽しい。^ ^

草原づくり

こんにちは。

 

緊急事態宣言明けの土曜だが、ウェブサイトのニュースにもあったように思ったより人出は少なかった。

むしろ宣言中の方が多かったくらい。

台風一過で天気も良く、気持ちいいことから皆さん、他の行楽地へと分散しているのでしょうね。

 

さ、他の作業が一段落したところでジオラマづくりを再開する。

今回は草原作り。街中はビルばかりなのであまり手はかからなくなったが、郊外や空き地の作りこみが手つかずのままだ。

吊り橋の隣の空き地に草原を作る。使うのはダイソーのフェイクモスシートだが、何分古い商品なので追加で手に入れるのが難しい。

手持ちの分だけで何とかやってみよう。

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ベニヤの空きスペースに来るのがこちらの吊り橋。

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これがスポッとはまるようになっている。

 

ちゃんと街灯も点く。