こんにちは。
ガラス美術館の前の道路は県道だが通学路にもなっていて制限速度は時速30km/hだ。
この道を幹線道路である県道41号への抜け道に使ったり、国道247号が通る平坂方面へ抜けるのに使う人が多く、中には60~70km/hの高速で走り抜ける無謀な車もある、危険極まりない道だ。
加えてうちの右隣さんの門長屋が道路ぎりぎりに建っていて、右側の視界がほとんど利かない。
だから車で出るときは恐る恐る進まなければならないのだ。
幸い今まで何事もなかったが、お客様が出合い頭の事故に巻き込まれたら大変だ。
そこで道向かいの駐車場にカーブミラーを設置することにした。
今までもカーブミラーを設置したいと思っていたのだが設置の仕方が難しく、先送りになっていたのだ。
以前、知人から直径50mmのステンレスパイプを2本もらった。1本の長さは2メートル。これを駐車場フェンスの支柱にボルト締めすることにする。
まずはボルト穴を明ける。
鉄に比べるとステンレスは加工が難しい。切削油を使いながらゆっくりと明ける。
もらったステンレスパイプは直径50mm。ところがカーブミラーの取り付け金具は76.3mmパイプ用だ。このままでは取り付かない。
そこで急きょ76.3mmパイプ30センチを取り寄せ溶接することに。
50mmパイプを30゜にカット。
切り口は76.3mmパイプに合うように削っていく。
使うのはTIG溶接。炭酸ガスの半自動溶接は一見溶接できているようで実は溶け込んでいないことがあり、不安なので確実に溶け込みが見えるTIGにする。
よし、うまく溶接できた。
次に本体支柱に連結する。駐車場敷地からミラーがはみ出さないようにオフセットさせるわけだ。
2メートルの支柱では低すぎるのでもう1本を継ぎ足す。
真っすぐになるように気を付けて調整する。
台風など強風で支柱が曲がってしまわないようにブレース(斜めの支え)を取り付けられるようフランジを付けておく。
昔買って使わずにいたごっつい蝶番があったのでそれを使うことにする。
切断砥石で片側を切り取り、ボルト穴を明けた。
支柱の上の方にあてがう。
しっかり溶接。
なんだか煙突みたいだ。(笑)
ネットで購入した国産のカーブミラー。直径は80センチ。道を挟んだ駐車場に設置するので大きい方がいい。
ネットで5000円くらいの中華製もあったが、やはり作りがチャチらしく、価格では3.5倍もするが長持ちしそうな国産を選んだ。
しっかりした作りだ。
出来るだけ早く取り付けよう。