館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

松の剪定 初心者にもできる芽摘み プラスα

こんにちは。

 

剪定が終わって綺麗になった一本松。プロがやるとさすがに美しい。枝が見えるようになって樹形がはっきりした。

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よくよく見ると庭師さんのきのうの説明だけでないテクニックが見える。それは新芽の切り方だ。

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松は日本画にあるように葉の房(かたまり)をいくつも作っていくが、その房の中に葉の無い空間があると綺麗な房にならない。あるいは片側だけしか葉が無い場合は反対方向に小枝を伸ばしてやる。

下の写真は右に伸びすぎた新芽を長めに切っている。すると切ったところから秋には新芽が出る。そうして扇型に揃った美しい房ができるわけだ。

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こちらの写真も空間が明いている左の芽を長めに切っている。

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庭師さんはどういう樹形にするか頭に入っていて、それを予想しながら芽摘みをしているのだ。

初心者にすぐに出来るわけではないだろうが、何年か続けていれば分かってくるのだろう。